本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「他の国の文化」
です。
いよいよ誕生日会。
アパートの扉の入り口に立ち、
ピンポンを鳴らす。
、、、
反応なし。
「寝てるかもしれない」
「いや、まだ夕方6時だよ」
「いや、あの子達よく寝るから」
しばらくして、明かりが灯る。
ドアが開いた第一声!
「シャッチョウ!」
の後に、
「かーくん!」
従業員の皆さんはみんな女性。そして彼女たちはフィリピン人。
女性がかーくんの名を叫ぶと、
3人の女性が奥の方から現れ、一斉にかーくんの元に集まる!
「かわいい!」
女性陣から絶賛の嵐。
「フィリピンは兄弟が多い子がほとんどだから」
ふるさとの弟や妹を思い出しているのかもしれない。
「だぁ!」
女性陣の中心で楽しそうに笑顔を振りまく、かーくん。
これは、
将来色男になるかもな・・・。
かーくん。恐るべし。
「ほら、ケーキ買ってきたから。とりあえず、ハッピーバースデーだけ歌おうか!」
アパートの共有スペース。
食卓に集まって、テーブルの中央にケーキを設置する。
ろうそくを24本並べて、火をつける。
部屋を暗くして、いよいよ準備完了。
「ほら、誰か歌って」
おっ!
フィリピン人の誕生日の歌。
少し気になる。
4人の女性は恥ずかしそうに、周りの様子を伺っている。
おそらく何の歌を歌うのか。
考えているのだろう。
「ほら、早く」
照れくさそうにしていた最年長の女性が口を開く。
「Happy Birthday to you~ Happy Birthday to you~」
おおっ!
本場の英語圏の歌!!
「Happy Birthday Dear アンジェラ~」
って、
日本でも歌われてるやつやん!
あ、そっか。
あの歌、名前のところ以外は英語だ!
そうか。
「Happy Birthday to you」
は世界共通の歌だったんだ!
「ハッピーバースデー トゥ ユー」
みんなで歌い終えて、ケーキの火を、
・・・。
ケーキの火を、
・・・・。
消さない!
「アンジェラ、火!」
そう言われて、アンジェラは慌てて火を消し始める。
息を吹きかけるのではなく、手をあおぐことによって発生する風で。
「おめでとう!」
拍手の中、誕生日会は始まったのでした。
追伸
ケーキの火を吹き消す。
というのは当たり前だと思っていましたが、
手で消す人もいるんですね。
彼女がたまたまそうだったのか。
それとも、ろうそくを吹き消すという文化は日本独自のものなのか。
その辺は定かではありませんが、
違う国の人の文化に触れると勉強になります。
土用の丑の日はうなぎ、年越しはそばを食べるとか。
僕らにとっては当たり前でも、世界的に見ると不思議に思える文化はたくさんあります。
異文化交流、楽しいですね。