意思のある植物

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本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。

人について考える。

今日のテーマは、

「食虫植物」

です。




鳥栖駅に到着!

さて、友人は来てるかな・・・。

スマホで確認すると、

「ごめん。少し遅れるかも」

という返信。

よし!

せっかくだから鳥栖駅を少し探索しよう。

大きい駅ではないが、なにか見つかるかもしれない。

えーっと。

コンビニに、パン屋さんに、あとは駅によくあるうどん屋さんかな・・・。

博多駅や天神駅と比べてしまうと、規模が小さくなるのは仕方がない。

逆に自分の地元の駅を思い出す。

懐かしい。

とりあえず小腹が空いたから、カレーパンでも食べるか。

パン屋に入ったところで、

「どこおると?」

友人から連絡。

そのまま合流して車の助手席に乗り込む。

「今からどこ行くの?」
「うちがイチゴを卸してるお店。今日、うちの従業員が誕生日やけん」
「ああ、だから待ち合わせが鳥栖駅だったってことね」
「そうそう」

ああ、

全然、競馬目的じゃなかった。

むしろ、社長が従業員の誕生日を祝うという、純粋で汚れのない目的のためだった。

いつから僕の心はこんなに汚れてしまったんだろう。

車の後ろの座席に目をやる。

そこには、昨日と同様に可愛らしい笑顔を見せる赤ん坊、かーくんの姿が。

「だぁだぁ・・・」

かーくん。

ごめん、おじさんの心はこんなに汚れてしまったみたいだ。

「今日、福岡名物は何か食べられましたか?」

僕の視線を感じ取ったのか、奥さんが声をかけてくれる。

「それが・・・。植物園の方に展望台カフェというのがあって、そこに入ったんですが」
「どうかされたんですか?」
「はい。そこのメニューを見たら」




・欧州風カルボナーラ
・インド風カレー
・中華風ラーメン





「福岡どころか、日本風がなかったんですよね!」
「そうだったんですね」

車内は笑いに包まれている。

「動物園は本来、観光で行く人は少ないかもしれませんね」
「そうですよね。福岡名物を食べるなら観光地ですよね」

結局、

動物園でインド風カレーを味わった僕。

そもそも動物園に名物を求める事自体、おかしな事かもしれない。

「植物園にはいったと?」

友人がたずねてくる。

「もちろん。なかなか良かったよ」
「俺も、昔行ったけど、食虫植物がすごかったけんね」

あ!

「俺もそう思った。食虫植物ってすごいよね!」
「あれ見た? 葉っぱで虫をはさんで食べる食虫植物!」
「あ。確か、ハエトリグサだったかな」
「そうそう! あれってすごいっちゃんね!」

ハエトリグサの特徴は、虫が葉っぱに止まった時の反応。

自分の領域に獲物が踏み込んだ時、ハエトリグサの最初の行動は沈黙。

動かないのである。

ハエトリグサが、葉を閉じて獲物をとらえるのは、獲物が再び侵入してきた時。

つまり、

1度目はあえて獲物を罠にかけず、2度目の侵入で確実に仕留める。

ものすごく慎重な植物。

「あれって、葉っぱ閉じたら次に開くのいつか知ってる?」
「え。どれくらい?」
「再び開くのに1日かかるんだって」
「マジで!」

すごい!

1度失敗したら、その日はずっと食事なし。

だから慎重に獲物を捕獲する植物。

これって、まさしく生き物だな。。

友人の話から改めて食虫植物に感心させられたのでした。




追伸
 やっぱり植物は生き物なんですよね。

獲物が1度侵入した時は何もせず、2度目の侵入で仕留める。

これは意思のある証拠です。

人間でも、目先の利益に目がくらむと、すぐに飛びつきそうなものですが。

植物は慎重さも兼ね備えている。

まさしく生き物ですよね。












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