本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「博物館」
です。
動物園、植物園。そして、お土産の購入も終わり、バスで博多駅まで戻ってくる。
時刻はお昼に差し掛かったところ。
ここから福岡市博物館。
そう思って、博物館の情報を調べていると。
・・・。
あれ。
なんか見覚えがあるかも。
博物館の記事の内容や、福岡タワーに近い立地。
あ、
以前福岡タワーに行くときに一緒に行ったかも。
頭の中の、記憶の糸が紐解かれていく。
「そうだ! 大酒飲みの巨大な槍を手に入れた武将がいたはず・・・」
検索してみると、確かに存在していました。
黒田官兵衛に力を入れている福岡市博物館。
その家臣の1人。
母里太兵衛(ぼりたへえ)
武将、福島正則から、
「この酒を飲み干せば望みのものをくれてやる」
そう言って、渡された大盃(おおさかづき)。
酒は盃になみなみとつがれ、5合~6合に及んだという。
それを言われるがまま、3杯飲み干した母里太兵衛。
「望みのものは?」
と聞かれると、
「日本号」
と答えたという。
この日本号。
古くから伝わる名槍で、その大きさは約3m。
当時の日本人の体格からすると、巨大過ぎる槍。
それを、酒を飲むことで手に入れたと言われる母里太兵衛。
しかも、この槍。
使った跡があるという。
戦国時代、当時の武将が3mの槍を使いこなしていたんじゃないか。
そう思ってワクワクした記憶がある。
武器で世界的に有名なのは、
・アーサー王のエクスカリバー
・オーディンのグングニル
・クーフーリンのゲイボルグ
どれも神話の世界に登場するような有名な武器。
アニメやマンガ。ゲームなどで、よく取り上げられている。
有名な武器には有名なエピソードがつきもの。
でも、
福岡市博物館にある日本号の話は、実際にあったエピソード。
神話でも漫画でもない、実話。
そう考えると、皆さんワクワクしてきませんか?
追伸
博物館に展示されているものは「物」なんですが、
それにまつわるのは、人間のエピソードなんですよね。
人は死んでも物は残る。
そして、
人はそこにある「物」を見て、当時の人々を想像していく。
受け継がれていくものがあるんですよね。
幼い頃、死んだらどうなるんだろう。
と思って、悲しくなった時期がありました。
実際は違うんですよね。
人が亡くなっても、思い出がなくなるわけじゃありません。
各家庭にも、さまざまな物語があって、それが歴史を作っていく。
大人になってようやく分かってきました。
そう考えると、家は家族の博物館かもしれませんね。