スタートポジション

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本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。

人について考える。

今日のテーマは、

「スタート地点」

です。




会場に到着し、大会受付の白いテントへ向かう。

「ゼッケンは何番ですか?」

スタッフの人に自分のゼッケン番号を伝えて、ゼッケンを手に入れる。

そのまま、穴あけパンチが置いてあるテーブルへ向かう。

ガッチャン! ガッチャン!

ゼッケンに穴を開けて安全ピンで、上着につける。

ここまでは前回も行ったので慣れたもの。

タイムの計測器はゼッケンの内側に取り付けられて、スタート地点とゴール地点に設置してある、黒い読み取り装置の上を通れば計測される。

「それでは時間ですので集まってください!」

MCの女性がみんなに呼びかけ、大会説明を行う。

「今回もペーサーをご用意しています」

という言葉とともに人が紹介されていく。

「ペーサーとは?」

大会で走る際に、タイムの目安となるランナーのこと。

例えば、4分で走るペーサーの後ろをずっとついていけば、自分がゴールをするタイムは4分になる。

自分1人で4分のペースを身体に刻むのは難しいが、人の後ろについていけば達成しやすくなるという画期的なシステム。

前回は5分のぺーサーの人に付いていった。

が、

途中でペーサーがいなくなるという事態が発生。

世の中、何事にも例外はある。

完全に当てにするのではなく、あくまで目安と思っていた方がいいかもしれない。

・4分
・4分15秒
・4分30秒
・5分

各ペース順にランナーが紹介されていく。

4分で30kmを駆け抜けるってどんな気分なんだろう。

「どうする?」
「とりあえず、4分のぺーサーの後ろをついていけるとこまで走って、後は自由です!」
「じゃあ、俺も!」

後ろの男性2人の会話が聞こえてくる。

「自分の限界まで、自分より速い人についていく」

という考え方。

自分より能力の高い人の近くにいると、相手の技術を吸収して、さらなる力を発揮しやすくなる。

確かにいい方法かもしれない。




開会式が終わって、スタート地点への移動が始まる。

「赤い旗を持った人に付いていってください」

というアナウンスとともに、赤い旗を持つ男性についていく。

共に歩いて向かう人達は100名以上。

周りの人の顔を見ると、みんな自信ありげに見えてくる。

「それではそろそろ時間ですので配置についてくださーい」

号令がかかって、

スタート地点に集まる。




あれ、ちょっとまって。




自分の位置を確認する。




1,2,3,4・・・。




5番目!?




マラソン大会で5番目に並ぶやつって絶対自信あるやつやん?!




いやいや・・・。

そんなに速く走る自信ないんですけど。




「それでは、スタートまで5,4,3,2・・・1 スタートです!」




僕が慌てているうちにマラソン大会は始まったのでした・・・。




追伸
 マラソン大会で前の方にいるやつ。

やっぱりどう考えても、やる気満々のやつですよね。




トーナメントで言えば、シード選手みたいな。

幽遊白書で言えば、戸愚呂チームみたいな。

名探偵で言えば、コナンみたいな。




最後の例えはよく分かりませんが。




ただ、初めて前の方でスタートしてみて分かったのですが、ものすごく走りやすいです。

マラソン大会のスタートは団子状態。

スピードを出そうにも前の選手が遅かったり、抜こうにも後ろから人が来たりで大変な状態。

それが、前の方になると解消されていました。

自分のペースで走れますし、隅っこにいれば足が速い人は勝手に抜いていってくれます。

前に人が少ないっていうのは快適なんですよね。

自分のペースをなるべく早く組み立てたい方は、前の方でスタートがオススメかもしれないです。
























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