本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「学び」
です。
「すみませーん」
本日、訪れたのは近所の自転車屋。
「はーい」
店内から現れたのは、お店の店長さん。
年齢は30代くらい、短髪で少し口ひげをたくわえた男性。
「ロードバイクの空気の入れ方について教えてほしいんですが」
「はい。それならとりあえず、空気を入れましょか!」
そう言って、家から持ってきたロードバイクを見てもらう。
店長はタイヤに触れながら、
「これって空気入れてます?」
「入れてますよ」
店長は少し首をかしげている。
今日は自分の空気の入れ方が正しいかを確認するため、別の自転車屋さんで空気を入れてきた。
「触ってみてください」
店長に促されて、ロードバイクの後輪タイヤに手を触れる。
「指で押したら少しへこむでしょ?」
「そうですね」
「これは空気がはいってないです」
え。
「ママチャリとかってこれぐらいじゃないですか?」
「ママチャリはタイヤが太いから大丈夫なんですけど、ロードの場合はタイヤが細いんで一定の空気圧が入ってないとパンクリスクが高まるんです」
ええ!
「でも、今日自転車屋さんで空気入れてきましたよ」
「それって・・・」
店長はアゴに手を当てながら少し考えている。
「外に出してある空気入れ使ったんじゃないですか?」
「そうです」
店長の言う通り、外に設置してある空気入れでロードバイクの空気を入れてきた。
「あれって基本的にママチャリ用なんです。ロードバイクとはまた違いますね」
「そうなんですか!」
衝撃の真実。
「うちの外にある空気入れもそうです。店内のやつはロードバイクにも対応してます。逆にロードの空気入れでママチャリに空気を入れ続けると、タイヤが破裂しますよ」
ママチャリ用の空気入れは、一定の気圧に達するとこれ以上入らないように制限がかけられているらしい。
つまり、
ロードバイクのタイヤに空気が全部入る前に、制限がかかっていた。
「よくパンクすると思ってたんですけど、それって僕がまったく空気が入ってない状態でロードバイクを使ってたって事ですか?」
「そうですね」
・・・。
山にロードバイクで行って登山し、そこから帰ってくる。
それだけで約40kmの道のり。
それを繰り返してトレイルランの練習をしていた時、僕はロードバイクにまったく空気を入れないまま走っていたことになる。
「気圧計付きのの空気入れがあるんで、それを購入したほうがいいですね」
「分かりました。ありがとうございます!」
ロードバイクの正しい空気の入れ方を習って、僕は自転車屋をあとにしたのでした。
追伸
僕がロードバイクに乗って、3年以上経ってます。
乗るたびにパンクを繰り返し、そのたびに、やたら高いパンク修理代金をとられていました。
「6000円はボッタクリだと思いますね」
店長さんも言っていました。
自転車業界の需要は圧倒的にママチャリ。
つまり、普通の自転車が市場を占めています。
通常の自転車屋さんは、ロードバイクのチューブやタイヤの在庫置いていないケースが多く、修理を断るお店もあります。
そして、
普段ロードバイク用の在庫をあまり置いてない店は、価格設定が高くなるケースがあるそうです。
すべては僕の無知が原因だったんですよね。
大切なのは店選び。そして、定期的な空気入れ。
これを近所の専門家から聞くことができました。
やっぱり、分からない事は専門家に聞く。
これが1番ですよね。