本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「自分がやりたいこと」
です。
「先輩、そろそろ配達慣れてきたんじゃないですか」
後輩が話しかけてくる。
「休日を利用して毎回やってるんですよね?」
「とりあえず、大会の参加費用の足しにしようと思ってるから」
月に1度に出場している大会。
5月はショートトレイルラン大会
6月は30kmマラソン大会
7月は本格的なトレイルラン大会
「なんかすごいですよね。何を目指してるんですか?」
「目指すって言うか。今しかできないことだし」
さすがに老人になったら配達はやらないかも。
「僕だったら、休日にトレーニングとかお金払ってでもやりたくないですもん」
「まぁ、人は何になりたいか。何をしたいかで変わるから」
自分の思ったことが人生になる。
「先輩は何になりたいんですか?」
「とりあえずは、80歳でも同じ身体のパフォーマンスを出せるのは目標かな」
「80?!」
後輩はものすごく驚いている。
「80歳でも今みたいに動けるってことですか?」
「実際40歳でも昔と同じように動けるし、大会出てる分、昔よりも身体はすごくなってる気がする」
配達も始めて、身体は徐々に上向きになっている。
「なんか高齢者の人でも、走る人ってたくさんいるじゃないですか。やっぱり人間って年取ったら走りたくなるもんなんですかね」
「高齢者とかはちょっと失礼かもな」
人は高齢だから走る。
というのは語弊があるような気がする。
「ただ年齢を重ねると、お金でできることにあまり興味を持たなくなるかも」
最近になって特に思う。
「お金でできることって何ですか?」
「例えば、若い頃。かっこいい服、かっこいい靴。おしゃれなアクセサリー。ブランド物とか。意味もなく買ってたけど。ある程度揃えても、また新しいものが出てくる」
次から次へと購入してもキリがなくなる。
「それがいいんじゃないですか!」
ブランド好きの後輩の腕には、ちょっと高そうな時計が光ってる。
「別に高くなくても機能的で素晴らしいものはいっぱいあるし、お金で買えるものって。お金さえあれば、誰でも買えるものだから」
誰でも買えるものは、自分だけの特別にならない。
「お金で買えないものなんてあります?」
「例えば、大会に出場して手に入れた順位とか」
大会の成績は、自分の日頃の努力が形になってあらわれるもの。
お金を払っても手に入れられるものじゃない。
「年齢を重ねても動き続けられる身体とか。健康な肉体、健全な精神とか」
お金を持っていても、精神的に乱れてる人はたくさんいる。
「僕はまだそこまで考えられないですけどね」
「それでいいと思う。人の生き方だから」
追伸
自分の人生は自分で決められるんですよね。
昔は目の前の仕事に追われ続けて、ただただ走る毎日でした。
将来こうなりたい!
ああなりたい!
というよりは、本当に目の前の事をこなすだけ。
そう考えると、
年齢を重ねると余裕が出てくるのかもしれません。
自分が本当にやりたいことはなんだろう。
どんな大人でいたいのか。
それを自分なりに考えた時に、
「年齢を言い訳にする大人にはなりたくない」
そう思ったんですよね。
それを実現する方法がたまたまトレーニングだった。
自分を鍛えることだった。
それだけなんです。
自分が本当は何をしたいのか。
どんな人間になりたいのか。
これを自分に問いかけるだけで、人は理想の自分に近づいていきます。
時間のある方は、
自分が本当にやりたいことを探してみるのもいいかもしれません。