本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「思い込みを変える」
です。
30kmマラソンがいよいよスタート。
みんなが一斉に走り出します。
とりあえず、僕が最初に目指すのは、
「1km 5:00」
という、ゼッケンを背中に背負った選手を見つけること。
いた!
ペースランナーの人だ!
彼について行けば、1kmを5分のタイムで走り切ることができる。
彼の背中について行けば、
5分 ✕ 30km = 150分
30kmを2時間20分でゴールすることができる。
この記録をフルマラソンで考えると、
5分 ✕ 42km = 210分
フルマラソンを3時間半で走れるペース。
この記録はなかなか速く、フルマラソンの最高記録が3時間52分の僕にとっては夢のようなペース。
目指すべき目標が近くにいる、それだけで安心できる!
そう思った人は少なくないようで、
周囲を見渡すと、
ペースランナーの近くにはたくさんの人が集まってくる。
人が固まってスタートする最初の場面。
ただでさえ混雑するスタート地点。
たくさんの人に囲まれ始める。
このままでは、うまくスピードを出す事ができない。
あ、そうだ!
僕は走りの速度を上げて、ペースランナーを追い抜き始めました。
周囲の人だかりを拔けて、前の方に目を向けると、
「思った通りだ!」
ペースランナーの前方はだいぶ空いていて走りやすい。
僕が思いついた作戦は、
「ペースランナーよりも速く走ること」
です。
この作戦には2つの利点があります。
1つは、
「ペースランナーより速く走ることで、人の少ない道を走ることができる」
そしてもう一つは、
「自分のペースが把握できること」
僕がペースランナーの前を走っている限り、僕の走る速度は1km5分のペースを上回っていることになります。
ペースランナーの後ろについて行くことで、自分のペースを確認することもできますが、前に出る事でもペースを把握することができるんですよね。
考え方を少し変えるだけで、道が開けてくる。
やっぱりマラソンって楽しい!
「ただいまのペース。1kmあたりの速度は4分38秒」
突然スマホから流れる機械音声。ランニングアプリが自分のペースを教えてくれる。
調子もバッチリ!
このままペースを維持していこう!
僕はペースランナーの前を走り続けたのでした。
追伸
どんな事にも言えることですが、答えが1つとは限りません。
時には角度を変えて考えてみる必要があるかもしれません。
例えば、
1 + 1 =
と聞かれて答えを考えた時。「2」と答える人が大半だと思います。
普通はそうなんですよね。
僕が以前、親友の実家に遊びに行った時、彼の甥っ子に同じ質問をしてみました。
幼い甥っ子は、幼稚園で使うねんどを持ってきて、計算を始めました。
ねんど1個 + ねんど1個
合わせると・・・・
ねんど1個になりました。
1 + 1 = 1
になった瞬間です。
何事にも例外はあるんですよね。
大切なのは、柔軟な考えで物事にのぞむこと。
1つのやり方にこだわり過ぎると、見えるものも見えなくなるかもしれません。