人生のペースランナー

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本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。




人について考える。

本日のテーマは、

「マラソン大会のペースランナー」

です。




目的の駅に到着し、大会が開催される公園を目指す。

初めての駅に初めての公園。

ちゃんとたどり着くにはどうするか。

ものすごく簡単な方法がある。

それは、

大会参加者っぽい人についていく。

電車内で大会参加者らしい人をチェックしていたのも、すべてはこのための布石。

軽装でランニングシューズを履いている人に、ただただ付いていく。




長居公園に到着。

大阪の南側に位置する、大きな公園。

定期的に大会が開かれているらしく、競技場とその全体を映すことができるモニターも設置されている。

日曜日の公園。

会場を目指す途中では、ベンチで新聞を読む人や、犬の散歩。朝のジョギングを楽しむ人達で公園は賑わっている。

公園の奥へ進んでいくと、

おっ!

白いテントのところに人が集まっている。

列に並んで、ゼッケンと安全ピンを受け取り、服に装着する。

マラソン大会では恒例の作業。

よし、

いよいよ準備も整った。

「それでは、競技説明を行います!」

女性MCの呼びかけで開会式が始まる。

「それでは、今大会のペースランナーをご紹介します!」

ペースランナー??

大会には何度か出場しているが、初めての聞く単語。

「彼らは一定のタイムで走りますので、目標タイムがある方は、ぜひ彼らに付いて走ってみてください!」




ペースランナーとは?

例えば、1km 5分で走る人がいたとします。


その人に付いて走っていけば、いつの間にか1km5分のペースでゴールまでたどり着けるという仕組みです。

自分でペース配分を考えることもなく、目の前の人に集中して走れば、目的が達成できる。つまり、目的達成の補助的な役割をする人なんです。




MCの女性が次々とペースランナーを紹介していきます。

1km 4分15秒
1km 4分30秒
1km 5分
1km 5分30秒

30kmのコースで走るペースランナーは4名。

ちなみに、4分15秒は国際大会での基準になっているタイムとのこと。

つまり、4分15秒の人について行けたら、プロ級です!

「時間になりましたので、スタート地点にご案内します。こちらに集まってください」


大会説明も終わり、選手達はスタート地点に移動したのでした。。




追伸
 「ペースランナー」

これはとても素晴らしい制度だと思います。

目的のタイムを走る人と一緒に走るだけで、いつの間にか目標を達成してしまう制度。

人は自分1人の力では、なかなか限界を超えることができません。

それは、

自分の身体が自分の思っている限界に差し掛かると、マイナスの感情が生まれやすくなるからです。

例えば、マラソン。

ある程度限界を越えると、

「もうダメだ。走らない方がいい。歩けば楽になる」

自分の心の声が、目標達成を邪魔してしまう場合があるんです。

この声に従ってしまうと、人は走れなくなります。

これは人生も同様です。

うまくいかない。先が見えない状態になると、

「もうダメだ」

という声が、心の中で聞こえてきます。

そんな時、自分の前を進んでいる人が、素晴らしい結果を作り出していたら。

皆さんはどう思いますか?

自分を指導してくれる人が、自分の憧れの人だったら。

自分の目標タイムを走れる人だったら。

自分のなりたいものに導いてくれるとしたら。

きっと、付いていきたいと思うはずです。

「人を導くペースランナー」

そういう存在が、人生には必要なのかもしれませんね。
























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