思い込みを変えるには?

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本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

前回の記事では、

「思い込みがどこから生まれるのか」

についてお話しました。

幼い頃の周りの影響から始まり。

大人になってからの人間関係や、テレビなどのマスメディア。

さまざまなものが自分の思い込みを形成している事が分かりましたね。

ここまで来ると、皆さんの知りたい事は1つだと思います。

どうやったら、

「思い込みを変えることができるのか」

本日はこれについてお伝えしていきます。




思い込みを変えるための方法 その1

「自分が思い込んでる原因の詳細を明らかにする」





以前、相談に訪れた方がこんな事をおっしゃっていました。

「負け組になりたくないんです」

気になりました。

「負けたくない!」

というのは、人がよく抱える悩みなのですが、

「負け組になりたくない」

この言葉はどこから来ているのでしょう。

「いや、テレビとか雑誌で。勝ち組になるにはとか、負け組にならないためにとか」

彼女は答えます。

そこで僕は質問をしてみることにしました。

「勝ち組と負け組の定義は何でしょうか?」

彼女はしばらく考えていました。

勝ち組・・・人より収入が多いこと
負け組・・・人より収入が少ないこと

絞り出すように彼女は答えました。

「人」というのは誰を指すんでしょうか?

僕が再びたずねると、彼女は腕を組んで考え始めました。

「携帯見てもいいですか?」
「もちろんです」

彼女は巧みにスマートフォンを操りながら、目を走らせていきます。

「ありました! 平均給与所得です!」
「平均給与所得。ということは、日本人が平均でもらえる給料の金額が基準という事ですか?」
「そうです!」

彼女は自信を持って答えました。

「では、その金額はいくらですか?」
「え」
「負けないためには目標の数字が必要ですよね?」
「えーっと・・・」

再び彼女はスマートフォンを取り出しました。

「ちなみに男性と女性の平均所得は違うと思うんですが、どちらを目標にされてるんですか?」
「それも、調べてみますね!」




ここまで来ると分かりますよね。

「負け組になりたくない」

という思い込みがどこから来ているのか。

もし、この考え方が、彼女から出ているのだとしたら、

勝ち組と負け組の定義は、スラスラと答えられたのではないのでしょうか。

「人」に負けないための数字は、スラスラと答えられたのではないでしょうか。

「勝ち組と負け組の話は、どこの誰が言い始めたんですか?」
「分かんないです。友達とかが話してたので、なんか心配になって」

誰が言い始めたのかも、彼女自身分かっていません。

それなのに、本人の考えに影響を与えています。

「知らない人が言っている事を、信じる必要はあるんでしょうか」

この事実を客観的に伝えると、

「そうですよね。人は人、自分は自分ですもんね」

彼女は憑き物が落ちたように、笑顔で帰っていきました。

本人は最初から、勝ち負けの勝負を望んでいなかったんですよね。




このように思い込みの原因を深掘りする。真実を明らかにすることによって、人は思い込みから抜け出す事ができます。

















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