継続するには? その5

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本日も記事をご覧いただきありがとうございます。

前回の記事では、

「締切を決める」

重要性をお伝えさせていただきました。

自分が達成したい目標に期限を設ける事によって、

人は集中力を高める事ができる。

難易度を設定することで、ゲーム性をもって楽しく物事に取り組むことができる。

ここまで分かってくれば、いよいよ最後のお話になります。

継続に必要な最後の鍵。

それは、

「人の協力を得る」

です。




「明日から朝6時に起きるんだ!」

そう目標を立てた、太郎君。

彼は目覚まし時計をセットして、

朝6時に必ず。そして、確実に目を覚まそうと画策します。

目覚めの秘密兵器に用意したのは、

超爆音型目覚まし時計。

これなら・・・いける!

彼は決意を胸に、眠りにつきました。




ジリリリリリリリリリ!!!




翌日。けたたましい電子音が部屋中に鳴り響きます。

1分経過。

2分経過・・・。

「太郎ーー! うるさいわよ!!」

朝食の準備している母親の声が、1階の台所から聞こえてきます。

しかし、太郎君の部屋は2階の角部屋。

母親の声は太郎君まで届かず、大きな電子音にかき消されてしまいます。

「太郎ーーー!! いい加減・・・」

ジリリリリリリリリリ!!!

音は一向に鳴り止みません。

それもそのはず、

音が鳴り響くたびに、太郎君は自分の布団をかぶり、耳をふさいでいたのです。




ドタドタドタドタ!!!




何者かが階段を駆け上がってきます。

二足歩行とは思えないぐらいのたくさんの足音。

それもそのはず、

母親は四足歩行で階段を登ってきていたのです。




バタン!!




太郎君の部屋の扉が勢いよく開け放たれ、

そこには鬼の形相の母親が。







「お前、いい加減◯◇☓※※※◇☓◇◯!!!!!!」







太郎君は無事に目を覚ますことができましたとさ。

めでたしめでたし。




・・・。




この例は極端ですが、

人の協力を得ることで目的の達成。継続を容易にすることができます。

例えば、

人との待ち合わせ。

いつもなら寝過ごしてしまう休日。

友達と午前中に約束した時は、早く目覚めることができた。

そんな経験はありませんか?




また、




学校のグループ課題や部活動。

1人で行うには大変な作業量でも、

仲間と声を掛け合うことで、目標を達成できたことはありませんか?




人間は人が関わると、いつもより力を出しやすくなります。




それはなぜか。

責任が生まれるからです。

人は良くも悪くも人の目を気にする生き物です。

「遅刻したらみんなにどう思われるか」

自分が周りからどう見られているか。

それを気にすることで行動も変わります。




例えば、日頃の行い。

「あの人は絶対に約束を守る人だ」

周りからそう思われていたら、人はどう行動するでしょうか。

約束は守るよりも、破る事の方ががはるかに簡単です。

しかし、この場合。

彼はきっと約束を守ろうとするでしょう。

逆に、

「あの人はいい加減なヤツだ」

そう思われていたら。

人はどう行動するでしょうか。

「僕は朝6時に起きる!」

そう宣言した時に、

「お前はいい加減だからできるわけないよ」

と言われたら、人はどうするか。

腹が立ったからこそ、意地になって達成するかもしれません。

もし達成できなければ、その理由を相手のせいにするかもしれません。




このように人間の行動には、周りの評価が影響することが多々あります。

大切なのは、これを利用することです。

「朝6時に起きるぞ!」

そう言った時に、

「あなたならできるよ!」

そう言われたら。

期待を裏切りにくくなりますよね。

たとえ達成できなくても、

「いつか必ずできるよ! 信じてるから!」

そんな事を言われたら。

人の期待を裏切った自分が嫌になりますよね。

その痛みを避けるために、人は頑張るようになるんです。




つまり、




自分を応援してくれる仲間を持つ。

これが、継続に必要な最後の鍵になります。




追伸
 継続のコツを5つに分けて説明させていただきました。

何か目標を見つけて、継続的に取り組む。

この癖をつけておくだけで、

人は自信を持つことができます。




大切なのはまず、やってみること。

そして続けること。

春は始まりの季節。

皆さんに素晴らしい春が訪れることを、心より願っております。






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