管理栄養士とは?

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コラム

「食べる」という行為に含まれるものは人生の総決算なのか?


「管理栄養士」と言われ、どんな仕事を思い浮かべますか?


中高年の方であれば、
学校給食を作ってくれて、給食を媒体に栄養のことについて教育してくれた「給食のおばさん」でしょうか。
今現在子育て中で、お子様を保育園に預けている方は「保育園で食育をしてくれるお姉さん」でしょうか。
生活習慣病があり病院に通っている方は「栄養指導をする人」かもしれません。


管理栄養士といったら「これ!」という仕事はありません。それは医者や看護師にも、内科・外科・小児科など専門の科があるのと同じです。

学校の給食作りを指示指導することを専門として頑張る管理栄養士、
保育園で子どもたちの食育や美味しい食事やおやつ作りを専門として頑張る管理栄養士、
糖尿病の栄養食事指導のプロフェッショナルとして頑張る糖尿病病態栄養専門管理栄養士、
会社の社員食堂で社員の健康に配慮した食事を提供しようと頑張る管理栄養士、
歯科クリニックで歯と栄養と食事についての事業展開を広げつつある管理栄養士、
などなど・・・。

管理栄養士という仕事は本当に多岐にわたっています。

共通していることは
栄養と食事=健康管理

即ち、管理栄養士の仕事とは、
人々の健康を管理する仕事だと考えることができます。


しかし、この人々の健康を管理する
ということに引っ掛かりが出るのが、高齢者を対象とした時。

当たり前ですが、生は永遠ではありません。

もう残り十数年、何年と生きられないと心に抱いた時に、健康のためにと栄養や食事を管理されたいですか?


高齢者の場合、健康の定義が広がり考える視点が増えます。

個人の持っている病気(高齢者は慢性疾患を複数抱えている方も多く、精神疾患や認知症を患っている方も多い)、
生活背景(独居や老々介護)、
それまで積み重ねてきた人生観、
様々な視点から健康を考えていかなければいけないためです。


大きなくくりですが、
高齢者のために
管理栄養士は何ができるのか?
という疑問が浮かんだりします。


高齢者施設には、施設に入居されている方の健康管理のために頑張る管理栄養士がいます。
最期が近い方にはご本人の望むものを口にできるように、口に入れられる安全な形状に調理をしたりします。

そこには、健康のためにと栄養や食事を管理することではなく、
その対象となる方が「悔いなく旅立つためのお手伝い」であるべきなのかと感じています。


残された時間が短い人にとっての食事とは、

この世界に誕生して、学び、働き、恋をして、酸いも甘いも経験してきたその人めいっぱいの人生で、

後悔することもあったけど、これが自分の人生であったと納得するための過程のひとつであり、
自分の人生を彩ってきた様々な事柄を振り返るための機会であり、

「食べる」という行為に含まれるものは人生の総決算に近いのではないか?と思ったりもするのです。

そこには、栄養も管理もありません。

管理栄養士は、そんな新しい旅立ちのためのお手伝いもできるのかな?と思い描いています。

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