履歴書を美しい字で書く

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コラム
字の練習をしています。
普段から意識して丁寧に書くようにしています。

お世辞にも、あまり字は美しい方ではありません。

小学校4年生の一時期、習字教室に習いに行っていましたが、最初の2回くらいで飽きてしまい、それから1回も行かずに行ってるフリをして近所の公園で遊び倒していました。

なので、学生の頃は非常に癖の強い漫画字で、まぁ、今でも書いたものは読めはするのですが、子供の字です。

就職して。
メモを取ることがかなり増えました。
そしてそのメモや付箋を、お客様に渡す、という機会がかなりありました。
そんなとき、同僚の1人がとても美しい字をしていました。

お客様に渡すメモは、そのメモを持ってお客様は次の課に行ってそれを見せて手続きをしたりするので、割りと重要な位置づけにありました。

それに加えて、ちょうど秘書検定を勉強していました。
そこには、手紙を書いたり礼状を出したりするのは秘書の役目、と書かれていました。

そこで私は考えました。
字を、練習しなければならない。

一応、新卒で入ったその会社は基本的にみなさん終身雇用で退職することが多いので、履歴書を書く必要などはなかったのですが、私は病気でその会社を退職することになりました。

そこからです。練習を始めました。
小学校の時、習い事に行けなかったように、私は何かを「習う」ということがとても苦手です。
落ち着いてその場にいることが出来ません。

なので、パソコンのフォントを見ながら、レタリングのようなことを開始しました。
目標とするのは教科書体。

写経もしました。

とにかく、癖の強い漫画字を、標準的な文字体にするように意識をしました。
美しくはありませんが、1ヶ月も練習すれば、漫画字からは脱却しました。

その頃、履歴書を書く機会がありました。
履歴書を見ながら面接を受けたわけですが、店長から「字が綺麗ね」と褒められました。

そこから、ずっと練習をしています。
まだ癖は抜けないし、独特の字を書きますが、学生の頃の字とは天と地の差です。

もうこの歳になって、履歴書を書く機会はないかもしれない。
でも、最後に出す履歴書は、美しい字で書きたい。
受からなくても、素敵な履歴書を書きたい。

そう思っています。


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