昨夜地震がありました。
久しぶりに聞いた緊急地震速報の音。
ちょっと睡眠が浅くて夢をちょうど見ていたので、すぐに目が覚めました。
まだ……揺れてない。
友達がゲームを一旦やめて、急いで寝室に来た瞬間に揺れ始めました。
揺れの感じで、ああ、ちょっと離れているところだなとすぐわかりました。
地震が来ると熊本地震を思い出します。
あの日も夜中の地震でした。
あの頃は今みたいに早寝をしていなかったのですが……
たまたま友達と喋りながら、二人してうたた寝をしているときでした。
前日に少し大きい地震があったものの、被害もなく、それが本震なんだと信じ切っていたベアたんたちは、いつものように、何事もなく過ごしていました。
喋りながらのうたた寝だったため、二人共メガネはかけたまま、服は着たままの状態でした。
ベアたんは地震が起きた瞬間寝ていましたが、友達は猫が「ご飯ちょうだい」というので、たまたまほんの直前に起きて、ご飯をあげようとしていたようです。
緊急地震速報と共に大きな衝撃が来ました。
一瞬何が何かわかりませんでしたが、友達が、「地震だ!逃げるぞ!」と叫びながら台所から走って来たのを覚えています。
そのまま、何もよくわからない中、倒れてくる棚や吹っ飛んでいくレンジを避けながら、ぐちゃぐちゃの玄関を飛び出しました。
アパートのみんなが出てきて、お互いの無事を確認し合いました。
車の中で、最初にしたことはニュースを見ることでした。
ベアたんは携帯を家の中に忘れてきてしまったので、家族の安否は、友達が連絡をしてくれました。
ベアたんは家の中に残してきてしまった猫のことが心配で心配で。
地震が少しだけ落ち着いて(と言っても強い揺れがずっと続いていた)きた段階で、友達が猫を見に行き、携帯を取ってきてくれました。
猫は無事でした。腰が抜けていて、逆に逃げたり変なところに行ったりしていなかったようです。
友達が猫を部屋の中で一番安全で、荷物が落ちてきたりしない場所に避難させてきてくれました。キャリーに入れる余裕はまだありませんでした。
そのまま、アパートのみんな、それぞれ車の中で朝まで過ごしました。
とにかく、トラウマとまではいっていないかもしれないけれど、結構恐怖体験で、未だにちょっとした地震でも背筋が伸びます。
物音に敏感になりました。
そして、それから時々
「揺れてる?自分が揺れてる?」
という症状が、今でも治まりません。
消防庁などに、地震防災マニュアルというものがあるので、このブログを見たみなさんは、必ずそれを見て初動を確認しておいてください。
地震が起きた瞬間に、猫を連れて逃げる余裕はありませんでした。