どんなことでも、やる気がでないときがあります。
言葉を変えるとモチベーションが下がるという状態です。
よく「モチベーションを上げよう」とか「モチベーションを保つ」と言ったりしますよね。
これは一見すると良いことのように思います。
やる気(モチベーション)があれば頑張れると考えられているからです。
ですが、それはちょっと違います。
私達の脳は、私たちが"変わろう"とするとき、命の危険だと察知して変わらないように保とうとする作用があります。
どういうこと?と言いますと、脳は"変化する"ということに対して抵抗するシステムがあるということです。
しかも、たとえそれがポジティブな変化であってもです。
脳は私達の意志とは別に、現状維持するように働くということです。
脳にとってはそのほうが安全だと判断するためです。
ですので、モチベーションが高い状態というのは、脳が変わらないとわかっているので抵抗していないということです。
三日坊主でやめるだろうとか、変化することはないだろうと脳が分かっているのでモチベーションを高いままにしているのです。
(脳に人格があるみたいな書き方ですが、そういうイメージをするとわかりやすいかもしれません)
逆にいえば、やる気が出ない(モチベーションが低い)状態のときは、脳が変化を察知して抵抗していると言えます。
ですから、「やる気が出ないときは自分は変われる手前にきているんだ。」と思うと良いです。
そして諦めずにコツコツと目の前のことに取り組みましょう。
"やる気がでない自分"を過度に責めずに、そういう時期にいるんだと思って淡々と過ごすことをオススメします。
仕事でも夢でも、やる気が出ないときがあります。
人生の中で、なんとなくやる気が出ないときもあります。
もしもあなたがこれまで頑張り続けてきたり、学び続けてきたり、なにかがむしゃらに走ってきたとすれば、やる気が出なくなったのは変化の前触れかもしれません。
これまで蓄えてきた努力が花開こうとしているのかもしれません。
そんなときこそ自分を認め、変化に備えましょう。