フェムテックという言葉が最近よく聞かれるようになりました。
フェムテックとは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた言葉で、女性特有の健康やお悩みをテクノロジーで解決改善していく製品やサービスのことです。
本屋さんに行けば、膣ケアや膣トレなどの本が並んでいたり、ネットでも女性向けにそういった情報発信をしている記事をたくさん見ることができます。
女性向けのセルフプレジャーの商品(アダルトグッズ)も、可愛くておしゃれなものが現在は販売されています。
私はそういった社会の流れや、女性自身が自分の身体のことを知って大切にすることは良いことと思っています。
ご自身の女性器やその快楽の追求に興味を持つことは、より良いセックスライフにつながるので是非もっと広まっていけば良いなと考えています。
ですがセックスにおいて、膣の締まりが重要だと誤解している女性も中にはいるので今回は膣圧についてのお話です。
一般的に、膣の締まりがいいほうが挿入したときに男性が気持ち良いと思われてますね。
裏を返せば、
「膣圧がゆるいと気持ちよくなってもらえない」という概念を持っている女性が多いということです。
これにより、膣の締まりを鍛える膣トレというものも流行っています。
でも実際のセックスで、男性がそこをそこまで重要視しているか?というと、そうとも限らないのです。
逆に「膣の締まりが強すぎて痛い」と感じてる男性も少なくありません。
しかし男性はそういうときにそれを口に出すことはほぼありません。
良かれと思って膣を締める女性と、
痛いけど痛いと言い出しにくい男性....
なんだか心も身体もすれ違ってますね。
(もちろんお互いのサイズがそもそも合っていないので、緩いとか痛いとかはあり得ますが、それは別の問題です。)
セックスの気持ちよさ=膣の締まり
と思い込んでる女性は、それは誤解の可能性があります。
セックスで大切なことは、
まずはリラックスすること。
そして自分を解放することと、
身体で感じる快楽に集中して思考を手放すことです。
いざ挿入となったときに、膣を締めることに意識を向けるよりは、
自分の身体で感じてる感覚に集中するほうが気持ちいいセックスができます。
男性が本当に気持ちいいセックスは、
その女性が気持ちいいと感じてるセックスです。
膣トレは尿漏れ予防や冷え性改善の効果もあるので、
やること自体は女性の健康のために良いことだと思います。
膣の締まりを鍛えるときには、男性のためではなく自分のためにやることをおすすめします。
女性ならではのお悩みやセックスについて、色々な知識を得るときには偏りがないように情報をつかんでいきましょう。