3 ドル建て待機資金として何を買うか

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コラム
目次

1章 ドル買いをおすすめしたい人
2章 ドルをいつ買うか?持つべきメンタリティー
3章 ドル建て待機資金として何を買うか

前回、前々回は
ドルを買った方が良い人、
ドルを買う時の考え方について
解説しました。

今回はドル建て待機資金として
何を買うのがいいか
一緒に考えましょう。

簡単に言うと
・手数料が低い
・運用利回りが良い
・払う税金が少ない
商品が良いです。

この3点に注目して
おすすめの投資先3つを
ご紹介します。


3-1 低レバッジでFXポジション

少し前ならこれが一番いいと
思っていました。
FX会社を選べば、
ドル現金で出金できたり、
米株購入に充てることができます。

詳しく知りたい方は、
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ご利用ください。

・手数料:FXに“手数料”はありませんが、
換金手数料に近いのがスプレッドです。
スプレッドとはBid(投資家が売る値段)
とAsk(投資家が買う値段)の差です。
FX会社によりますが、
米ドルですと、0.09~0.2銭程度です。

・利回り:貯金の金利に当たる利回りは
“スワップポイント”と言います。
これもFX会社によりますが、
2022年8月19日現在82円/前後です。
これは年利にすると2.2%(税引き前)です。
スワポは、
定期預金のように固定では
ありません。
金利が変わればスワポも変わります。

・税金:税金は分離課税です。
収入に関わらず、一律20.315%です。
基本的にはスワポにも為替差益にも課税されます。
問題はタイミング。
為替差益に対する課税は
円に換金した時はもちろん、
現受け(取引時相当の円を払うことにより、
外貨を受け取ること)の際にも課税がされます。
私がちょっと気に入らないと
感じている点です。

現受けは、為替スプレッド分だけ
お得と考えましょう。


3-2 外貨建てMMF

証券口座で購入できます。
待機資金の振り分け先として
利便性が高い商品です。

・手数料:基本的に買い付け売却とも無料です。
・利回り:8月19日現在1.4%程度
(税引き前)です。
 FX同様、利回りは変化します。
・税金:為替差益に対する課税は
円に換金した時はもちろん、
外貨にしたの際にも課税がされます。
分離課税です。
FX同様、円転しなくても
課税されます。
色々不満はあるものの、換金の即時性に
優れているため、一定額保有しています。



3-3 外貨預金 (←今一番のおすすめ)

最近、外貨定期預金の金利も良くなりましたね。
実は数日前に知りました。
・手数料:ネットバンキングは比較的安いです。
参考として、SBI銀行の米ドルは為替手数料6銭
です。FXよりは高いですね。
・利回り:ひと昔前は外貨預金の金利は
安かったです。FXや外貨建てMMFと比較する
と魅力のない商品でした。現在はかなり良いです。
Screenshot_20220820-194902.png
一例です。2022年8月19日現在。
・税金:利息に対しては分離課税で
一律20.315%です。
問題は為替差益です。

円に換金する場合、分離課税ではありません!
雑所得です。
イヤですよね。

でも考えてみてください。
円にかえなければ、課税されないのですよ。

つまり、
・子供の学費として消費
・米株の購入資金にする
・外貨建て保険の保険料に充てる
いずれもその時点では課税されません。


結論として、
円に換金する予定のない待機資金を
ドル建てで持つなら、
外貨定期預金が良いと思われます。

現時点においては。

とはいえ資産運用は自己責任でお願いします。

読んでいただきありがとうございます。
ご質問、ご相談がある方。
私でよければいつでもどうぞ。

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