カズユキ62歳(牡羊座O型)の今日の短歌

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小説
これは、私ではない「誰か」の今日一日を綴ったストーリー短歌です~

60歳で定年を迎え、私は40年務めた会社を退職した。
これまでの人生のほとんどを、会社のために捧げてきたと言えば、大袈裟だと笑われるかもしれないが、実際、朝から晩までずっと仕事のことを考えてきたし、何かあれば24時間対応してきた。

そんなある日、60歳定年を前に、再雇用の説明会に参加するよう、会社から促された。
当然、自分にできることはまだまだたくさんあるし、必要とされているのだと思っていた。
だけど、再雇用の条件は到底受け入れられる内容ではなかった・・・。


今朝は出勤前に愛犬と散歩に行き、軽くシャワーを浴びた後、自分と妻のためにコーヒーを淹れた。
今はそれが私の日課だ。

そのあと妻がせわしく仕事に出かけるのを見送り、自分も出勤の準備をする。

「今日はこのジーパンで行こう」

定年後、久しぶりにジーパンを買った。
普段用でもあり、仕事に着ていくこともある。
60歳を過ぎた私を受け入れてくれた新しい職場は、みんながそれぞれの働きやすい格好で仕事をしている。

私より30歳以上若い男性社員は、ネクタイなどしたことがないのだと言う。
ネクタイをしなくても仕事はできるのだということを、60にして初めて知る。

これからの人生、新しい時代に合った生き方を見つけて、自分もやりたいことを我慢せずやりつくしたいと心から思う。


そんな私の今日の短歌

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