2024年版(令和6/1/1改訂)教員採用試験の対策 ~「ユウ」のとある1日②(中学校教諭)~

記事
コラム

【結論から】

今回は、以前に公開した「『ユウ』のとある1日①(大学4年次)」の続編です。
教員採用試験の対策では、どんなふうに1日をマネジメントして勉強していくか考えることが大切です。
クライアント様から「なかなか勉強に手がつかない」「モチベーションが維持できない」といったお声をよくお聞きしました。
そこで、少しでも何かお手伝いができないかと思い、ユウが大学4年次にどんな感じで勉強していったかをご紹介しました。

今回は「中学校教諭」編です。
受験者の中には、現在学校で講師をされている方や、他のお仕事から教員への転職に挑戦されている方も多くいらっしゃいます。
そんなふうに、仕事をしながら教員採用試験の対策をされる方にも参考となるようなことをお伝えしたいと思い、今回のブログを書きました。

本ブログは、いつもよりも緩い内容となっています。
「こんな感じでユウが対策していたんだ」と知ってもらえるだけでも意味があるかなと思っています。
気軽な気持ちでお読みいただけるとうれしいです。


【本文】

今日は緩くいきますので、言葉や文体も柔らかくしていけたらと思っています。
つらつらと書いていくので、流し読みしてください。

さて、教員採用試験の勉強ですが、皆さんはどんな感じで勉強していますか?
それぞれにあった生活リズムで勉強していくことが大事ですが、もし実例で使えるところがあったらありがたいです。
しかしながら、正直、中学校で働きながら教員採用試験の対策をしたことがありません。
プロフィールに記載の通り、大学4年次で合格し、その後は公立特別支援学校と中学校で計5年勤務しました。
しかし、中学校時代は超多忙な中で英検1級の取得に挑戦しました。
そこで今回は、仕事をしながら英検1級対策をしたときのお話をします。
勉強をするという点では、教員採用試験の対策と十分に重なるところが多いです。

英検1級は、英語科の方ならご存知だと思うのですが、かなり難易度の高い試験です。
いかに英語科の教員だとしても、努力して対策しなければ合格できない難しさがあります。
正直、インプットとアウトプットともに十分にできなければ合格できないので、1年間以上英語圏に留学するなどの経験がないと厳しいくらいです。
大学時代に徹底して節約して、アメリカとイギリスに約1ヶ月ずつ留学をしましたが、全然それでは足りないのが現実でした。

そんな英検1級の合格に向けて対策をすることは、本当に大変なことでした。
特に激務の仕事をしながら対策をするという点では、大学時代の教員採用試験の対策よりも確実に辛かったと思います。
ですので、きっとこの経験は、大学生はもちろん、仕事をされている社会人の方が教員採用試験の対策をする上でも、何かお役に立てるのではないかと思っています。
少しでもお読みになる方の参考になったり、頑張るモチベーションが上がったりしたらうれしいです。

ということで、
・中学校の勤務をしっかり行いながら対策を両立させる
・妻と乳児との時間もなるべく取れるようにする(この頃には結婚して子どもがいました)
・できる範囲でほんの少しだけ家事にも取り組む
・なんとしても英検1級に一発合格する!
を意識して英検対策を進めました。

そんな時期のとある1日を紹介します。
急な生徒指導があったり、子どもの体調が悪い時があったりと、日によって変動がありますが、平均的な感じで載せますね。
あの頃の自分になりきって、現在形で書いていきます。


★ユウの1日★

中学校教諭の1日が先に分かったほうがよいと思いますので、学校の始業時間から始めます。

8:10 勤務開始・職員朝会
もちろん、その前から出勤しています。
学校にもよりますが、私の勤務校はこの時間が始業です。
まずは全体や学年で打ち合わせをします。
重大な生徒指導の共有などがある場合は長引いてしまいます。
この後はクラスに行って、朝学活の指導です。
私は簡潔に朝学活を行うタイプです。
事件がある場合は、てんやわんやになります…笑

8:30 授業
授業を行います。
私は生徒との関係づくりや授業の準備のため、できる範囲で授業間の10分休みは職員室に戻りません。
若くて体力があるからできることですが、本当に忘れ物や持ち運べない道具を取りに行くときくらいしか職員室には行きません。
午前中は大忙しです。

1時間だけ空きコマがあり、そこで学級の生活ノートを点検したり、家に持ち帰れない系の雑務をこなしたりします。
生徒指導のケース会議などが入ると、もうどうしようもありません笑
でも、ちょっと同僚や管理職の先生方とも雑談をする中で、励ましをもらうことも多く、良い職員関係に恵まれています。

12:20 給食

一瞬ホッとできる素敵な時間です。
しかし、そうは言っても、生徒の様子を観察しながら午後の仕事の段取りも考えなければいけません。
牛乳は便利なアイテムで、ご飯やパンを流し込み、早食いをするためには欠かせないものです。
生徒にはゆっくりと食べる指導をするのですが、少しでも早く食べ終わって、数分でも雑務に使いたい時間帯です。

その後は昼休み。
生徒指導をしたり、生徒会活動の準備をしたりします。
私は数分でも省略するために、歯磨きの代わりにうがいで済ませます。
時間があるときは、生徒と雑談しながら歯磨きをします。

13:35 授業
眠たい生徒を引きつけるために四苦八苦。
午後でも生徒の目がらんらんと光る先輩教師の授業に憧れています。
でも、眠たい生徒の気持ちにも共感することもあります。
「お互い頑張ろう!」の気持ちで声をかけます。

15:30 終学活
個人的にこの時間は1日の終わりが見えてくるので、少し元気が湧いてきます。
何事も起きずに、平穏に時間が進むことを祈りながらも、突発的なことに対応できるような心構えをします。

この後は部活です。
基本的には部活場所にいますが、生徒指導などの対応があったときは副顧問の先生に助けてもらい、柔軟に動きます。
実際は柔軟に動くというよりも、同僚や管理職の先生方に助けてもらいながら、なんとか乗り切るという感じです。

ちなみに部活は大変ですが、生徒指導や雑務などが落ち着いていて、一緒にプレーすることができる日は、生徒と混ざって汗を流すようにしています。
平日はほとんどできないので、これは土曜日の部活でも意識するようにしています。

18:30 部活終了・退勤

夏か冬かで部活終了時刻が変わりますが、今回は夏ということにしましょう。
生徒の下校指導をして、職員室に戻ります。
ここで運命の分かれ道。

急ぎの生徒指導や保護者対応、PTA業務があるかどうかでこの後の予定が大きく変わります。
どうしても学校でしかできない仕事がある場合は残り続けますが、家に持ち帰ることができるタスクであれば、すぐに退勤します。
幸い、周りの先生方も、私には乳児の子どもがいるので、持ち帰りは積極的に許していただいています。
今日は比較的平穏な1日ということで、生徒を見送って、必要なことを学年主任や教頭に伝えたら、すぐに退勤します。

田舎なので車通勤。
車の中はすぐに出勤・退勤しやすいようにカスタムしています。
カロリーメイトのような間食を用意し、運転開始前にお腹を少し満たします。
運転はくれぐれも安全に。
一発で懲戒免職になることだってあるので、常にそういう意識を持って、安全運転を心掛けていました。

19:00 帰宅
若くて転勤もまだ多いため、アパート暮らしです。
家族との時間を少しでも確保するために、学校から10分程度の距離のアパートを借りています。

帰ったらまずはお風呂。
子どもと入ったり、妻が子どもと入るときは娘の着替えなどのお世話をしたりします。
その後は娘の寝かしつけ。
これらは唯一平日にできる家事・子育てです。

妻とも協力しながら、おんぶひもをして娘を寝かしつけます。
紙パックの豆乳ジュースなどでエネルギーを補給しながら、ここでやっと同時に英検対策。
イヤホンでネイティブの英語ゲーム実況を聴きながらリスニング力を高めます。
勤務後は疲れていて集中できないので、好きなゲームと英語を絡めて対策をします。
よく視聴するのは「ペルソナ5(北米版)」です。
キャラクターのボイスも多めで、会話文も結構表記されるのがいいですね。
もちろん、一番好きなゲームだからというのが本音です。

だんだんと私も眠気が強くなります。
子どもが寝たら、仕事で片付けるべきものは猛ダッシュで整理。
そして、バタンキューで寝ます。
目標は20:00。
子どもが早く寝てくれると非常にうれしいです。

平日はちゃんとした夕食を抜きます。
不健康と思われる方もいらっしゃいますが、私はしっかりとバランスよく朝食を食べることを意識していますので大丈夫です。

◎「空腹」が人を健康にする 著:南雲吉則 
これは私の生活を健康面で支えるバイブルでした。
この本を読んで「食べる時間を削り、睡眠や勉強の時間を確保できる」と思いました。

1:00 起床

できればこの時間に起きます。
お腹が減っていて睡眠の質が高い状態で寝るので、この時間に起きることは慣れればできます。
疲れがひどい場合はもう少し遅くに起きますが、基本的にはこの時間に起きて、週末に睡眠負債を解消するように努めています。

大変お待たせしました。
ここでやっと本格的な英検1級対策です。
やっぱり私は朝活が効率的だと思います。
頭が一番スッキリした状態で勉強することが大切だと思っています。

とは言っても、起きたてで脳がまだ寝ていて、お腹もペコペコです。
そこでまずは、昨日妻が作って残していたおかずを温めて食べます。
しかし、子どもの世話で大変な妻の負担を少しでも減らすため、極力私の食事は作らないようにお願いしています。
私は、野菜ジュースやトマト・レタスといった料理不要の食材を使って野菜を補給し、納豆や冷凍食品でタンパク質を摂るようにしました。
好物の炭水化物は、冷凍の坦々麺や好きなパンに甘いものをつけて食べました。

こんな感じで食べながら、単語対策書籍と手作り問題集で英検1級の語彙を勉強しました。
その後は、しっかりと落ちついて学習。
日ごとにリーディング・リスニング・ライティングの配分を変えて、バランスよく勉強します。
リスニングは、必ず1日10分は行うと決めていたので、シャドーイングやディクテーションの時間を絶対に取りました。
食べながらの勉強も含めて、2時間弱くらいは勉強します。
その後は、眠気が襲ったら15分くらいの仮眠をとって、それから学校の仕事を行います。

授業準備や校務分掌関係など、日々発生したタスクを次々とこなしていきます。
ガムやアメで気持ちを整えながら頑張ります。
でも、平日はなるべくこういった仕事が減るように、週末は学校に行き、土曜の部活の後や、日曜を使って平日にする分の仕事を終わらせておきます。
ですので、そこまでたくさんの時間を取られないようにしています。

その後、出勤準備をします。
あとは、その時の残り時間で様々です。
少し朝のシャワーを浴びたり、仮眠をとったり、再び英検の勉強をしたりと柔軟に時間を使います。

5:00 出勤

管理職の先生は早すぎて最初は心配していましたが、放課後妻と子どもとの時間を確保するために早く退勤させてもらう分、朝は早く出勤させてもらうのを許してもらいました。
本当に感謝しています。
私のために、セコムの時間を変更していただいたくらいです…汗

朝、先生方が誰もいない職員室での仕事は非常に効率がよいです。
プリンターが使い放題ですので、ワークシートやミニテストを印刷しながら、同時に学校でしかできない仕事をどんどん進めます。
正直、一番集中していると思います。

その後、徐々に用務員さんや教頭先生が出勤されて、「頑張ってるね。無理しすぎないでね!」などと温かい励ましをいただき、勇気づけられます。
教室の整備や保護者の電話対応などもしながら、できることを少しでも進めます。
そして、生徒の登校指導なども行い、定刻の始業を迎えます。


いかがだったでしょうか。
参考にならなかったかもしれませんが、こんな感じで過ごしながら英検対策を進めていました。
上記では重大な生徒指導やPTAがなかった日でしたが、こういった仕事がある場合は、就寝と起床を遅らせて、最低30分でも英検対策ができればOKと決めていました。
妻や子どもとの時間はどうしても確保したかったです。
リラックスのためにも。

少しでもこれがお役に立てたらうれしいです。
ちなみに週末は、仕事以外は家族と出かけたり、たっぷり昼寝をとったりして、心身ともにリラックスすることを意識していました。
また英検は、1度目は2次試験で不合格となってしまいました。
そのため、その後は2次対策として外部のサービスを使い、添削や面接の練習を行いました。
そんな経験からも、一人ばかりではなく、対策サービスを使っていくことは非常に効率的だと考えます。
以下の画像から移動できるので、ぜひご検討ください。


【結論】

今回は、以前に公開した「『ユウ」のとある1日①(大学4年次)」の続編でした。

教員採用試験の対策では、どんなふうに1日をマネジメントして勉強していくか考えることが大切です。
今回の場合、マネジメントは頭の中で行いながら、1週間単位で仕事を計算して対策を進めていきました。

本ブログはいつもよりも緩い内容となっています。
「こんな感じでユウが対策していたんだ」と知ってもらえるだけでも意味があるかなと思っています。
このような相談も含めて、弊社は一生懸命にクライアント様のサポートをさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

以上
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