2024年版(令和6/1/1改訂)教員採用試験の対策 ~教職教養や一般教養の勉強法~

記事
コラム

【結論から】

教員採用試験の対策では、教職教養や一般教養を学習する際、定番の赤シートで隠す問題を「自分で」作成することをおすすめします。
膨大な範囲から自治体の傾向に合わせて絞って学習することを、「自治体傾向の把握の重要性」のブログで紹介しましたが、その続きが今回の内容です。
自分に必要とされるものを絞り、自分専用のオーダーメイド問題集を作って対策することが、効率よく合格を手に入れるために大切です。


【本文】

03 勉強法 自分で問題集づくり.jpeg

上記の写真は、以前にクライアント様からご相談を受けて、一例として作成したものです。

教養系を対策する際、多くの方が参考書や問題集を使い、まずは学習すると思います。
しかし、どうしてもそれらの書籍は全体向けの内容であることが多いため、範囲が膨大になってしまいます。
また、何周も読んだり解いたりしている人の中には、答えを暗記してしまい、このまま繰り返し勉強していてよいのだろうかと不安に感じてしまう方も多いです。
(もちろん暗記するほど覚えることは、とてもよいことです。)

そこで、ルーズリーフを使って専用の問題集を作ることをおすすめします。
ルーズリースがふさわしい理由は、途中から問題ページを好きな順番で入れ替えたり、新たに挿入したりすることができるからです。
あとは100円ショップで、オレンジ色のボールペンと解答を隠す赤シートを買っておきましょう。
オレンジ色がおすすめな理由は、赤色よりも赤シートで隠れやすいからです。

さて、道具を準備したら、早速問題集を作り始めましょう。
問題集を作る過程でもかなり復習になりますので、始めるタイミングは早ければ早いほどよいです。

まず、志望自治体の傾向に沿って、よく出題される分野から作成します。
例えば、教育法規が頻出する自治体を例に挙げます。
参考書や問題集で自分があやふやだったり、以前に間違えてしまったりした用語や文言をオレンジ色で書きます。
その前後は、文脈で自分が答えを考えることができる程度に、黒字で文を書いておきましょう。
(以下に、見本写真を再掲載します。)

03 勉強法 自分で問題集づくり.jpeg

上記の際、効率よく問題集を作成するために、重要でない部分は「〜」で省略して、書く負担を減らすようにします。
条文を一通り書くなんてことは、あまりにも時間がかかってしまいます。
手が痛くなるのも防ぐことができますし、何より自分の中でメリハリをもって「ここは大切」、「こっちは出ないだろう」と意識して学習することで、知識の定着もスムーズに進みます。

次に、オレンジ色で書いた用語や文言に黒字でマークをつけます。
これは、人によって柔軟に変えてもらうとよいと思いますが、ユウの場合は△とXで表しました。
△・・・自信がなかったけれども、正解できたところ
X・・・以前に間違えたところ ※日付も記すと便利
というように、自分の理解度をマークで示すことで、復習する際に以前のことを思い返しながら練習することができます。
特にXの部分は、だんだん正解できるようになっていくとうれしい気持ちになり、今後の対策のモチベーションにもつながります。

最後に、問題集がある程度作成できたら、赤シートで隠しながら復習します。
自分で作った問題集なので、頭に知識が残っていて正解しやすいです。
また、読んで答える問題集なので、通学・通勤の電車の中や、生活の隙間時間でちょこっと復習する際にも便利です。
よく「教員採用試験の対策、手がつけられていない」とつぶやく方がいらっしゃいますが、手作り問題集をちょこっと見るだけで、手をつけたことになります。
勉強や仕事で忙しい日や教育実習期間も利用しやすいですね。
日々の隙間時間を有効に使って、効率よく対策を進めていきましょう。

ちなみに、模試を受けたり新しい参考書を買ったりして、新たに間違えたところや自信がなくあやふやなところが見つかったら、すぐに新しいページを作成しましょう。
自分の理解度に応じて、ルーズリーフのページ順序を入れ替えながら、柔軟に練習してくださいね。
ユウ自身、試験当日も市販の参考書・問題集ではなく、自作問題集を持ち込んで試験開始ギリギリまで読み返していました。
そして無事、合格を勝ち取ることができました。


【結論】

教員採用試験の対策では、教職教養や一般教養を学習する際、定番の赤シートで隠す問題を「自分で」作成することをおすすめします。
自分に必要とされるものを絞り、自分専用のオーダーメイド問題集を作って対策することで、メリハリをもって復習することができます。
まさに最良の問題集を手にすることができますね。
隙間時間なども効率的に勉強することができ、さらに一歩合格に近づくことができるでしょう。

このような相談も含めて、弊社は一生懸命にクライアント様のサポートをさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。


以上

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