2024年版(令和6/1/1改訂)教員採用試験の対策 ~小論文の型を作る意義~

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コラム

【結論から】

自治体によって「論作文」や「作文」、「論文」などと呼ばれ方が異なる小論文は、まずは自分なりの「型」を作ることを強くおすすめします。
これは基本的には、試験当日にどんな問題が出題されても、心を落ち着かせて、自分の熱意や思いを正確に表現していくために重要です。


【本文】

02 論作文の型.png

上記の画像は、ユウが大学4年生の3月に教員採用試験の対策でまとめていたノートを参考にして、2020年以降に改めてWordで整理したものです。
(そのため、「コロナ」などと2020年以後の要素を加筆しています。)

志望自治体の一つでは、小論文が出題される予定でした。
教員採用試験の対策として、教職教養や一般教養の勉強は少しずつ進めていましたが、元々作文が苦手であり、小論文は後回しにしてしまいました。
しかし、3月に入り、いよいよ本番まで時間が迫ってきたことから、一念発起して小論文対策に取り組み始めました。

自身の心配性な性格から、「本番で自由に書こうと思っても鉛筆が進まないだろう。自分が苦手とする分野だからこそ、型を決めて、問題によって少し変化させるだけで高得点が取れるようにしよう。」と考え、徹底して小論文の「型」及び対策を研究しました。
その内容の一例が上記のものです。

例えば、これは新潟県の過去問です。
問題は、「小学校を卒業し、中学校1年生となる過程で『中1ギャップ』という課題がある。中学校と小学校では違いが多くあり、この違いに戸惑う子どもがよくいる。学級担任は、子どもの学業や人間関係における悩み・トラブルなど、様々なことに対応しなければならない。このことについてどのように考え、自分が学級担任ならどのように業務にあたっていくか述べなさい。(800字以内)」というようなものです。

この問題では、解答者がどんなふうに課題を真摯に受け止め、改善に努めようとしているかを採点官は見ます。
そこでまずは、簡潔に課題に対して自分が考えていることを述べます。
多くの方は、ここで長々と書いてしまう傾向が最初はあります。
しかし、採点官はちゃんと解答者が自分事のように課題を受け止めているかを知る部分なので、そのことを軽くアピールする程度でよいです。
メインは、この課題を解決するために解答者がどのような実践を具体的にしていくかということです。

次に、「~以下の2点を実践し、この問題を全力で改善していく。」と述べ、教師として「こういうことをしたい!」、「改善するために全力で頑張る熱意が私にはあるんだ!」ということを強く主張していきます。
今回は800字以内ですので、理由を2つ挙げることにします。

そして、いよいよメインの部分です。
ここは解答者の年齢や経験によって内容がもちろん異なります。
講師経験者は、実際に今(または以前に)、教育現場で行っている(いた)ことを織り交ぜて書いていきましょう。
大学生など、まだあまり経験を積んでいない方は、大学等で学んだことや教育実習での経験を使って書いていきます。

メインは一番点数に直結する部分です。
この部分こそ、全身全霊でいくつかの「型」をつくり、本番でスラスラと書くことができるように対策を進めていきましょう。
ユウ自身、5~6パターンを考えて試験までにフル暗記し、当日は出題テーマに応じて型を選び、少し変化させるだけで一気に書き上げることができました。
一次試験を突破した理由の一つは、小論文がうまくいったことだと自負しています。

具体的な「型」の作り方は、以下の続編ブログにて公開中です。


【結論】

小論文は、まずは自分なりの「型」を作ることを強くおすすめします。

これは基本的には、試験当日にどんな問題が出題されても、心を落ち着かせて、自分の熱意や思いを正確に表現していくために重要となります。
また、落ち着いてスラスラと書くことができるようになるので、誤字脱字が減ったり、見直しの時間を確保したりすることができます。
珍しいテーマで出題された場合など、ピンチの時に使える型なども事前に用意できます。
個人的には、高得点を狙いやすい試験科目だと考えています。

今回はメインの入り口までの一例を紹介しましたが、メインから結論の部分も含めて、アドバイスや添削による対策支援をご希望の方は、ぜひ弊社にお任せください。


また、ポートフォリオでは添削の一例を紹介しています。

クライアント様の経験や熱意を上手に「型」と融合させて、小論文対策を一生懸命にサポートさせていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

以上
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