脳を働かせるために、糖分を摂るときの間違った食べ物は?

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ぶどう糖果糖液糖、果糖ぶどう糖液糖、高果糖液糖といった異性化糖は様々な加工食品に使われています。

英語ではHigh Fructose Corn Syrup(HFCS)と呼ばれフルクトース(果糖)が多く含まれている、コーンから作られているコーンシロップのことを異性化糖と呼びます。

上白糖では50%がグルコース、50%がフルクトースのようです。異性化糖ではフルクトースの割合が大きくなるようです。

これらは安価で、食品の保存期間を伸ばしてくれることから食品業界では広く使われています。

ブドウ糖の10倍以上も細胞の糖化を進めてしまうことでも有名ですが、異性化糖を摂ることで、食欲を促進してより食べてしまうという、負の効果もあるようです。

ある研究では全く同じカロリーと栄養の2種類のミルクシェイクを肥満の男性の2つのグループに飲んでもらう実験をしました。

1つは血糖値を素早く上げる作用のある異性化糖が含まれているミルクシェイク。

もう一つはゆっくり血糖値が上がるコーンスターチが含まれているミルクシェイク。

飲んだあとで2つのグループを比較してみると、異性化糖が含まれているミルクシェイクを飲んだグループのほうが、よりお腹が空いたと感じ、結果的に多く食事をとってしまったという結果の実験があるようです。

脳の血流を調べてみると、中毒症状を引き起こす脳の部位に血流の増加が見られ、アルコール中毒やギャンブルや薬物依存症と同様の反応が見られるそうです。

フルクトースは果物に含まれていますが、果物は食物繊維がたくさん含まれています。

異性化糖のように精製されたフルクトースは、食物繊維が含まれていないため血糖値を急上昇させ、細胞の糖化が進み体にとっては毒です。

異性化糖を摂りすぎると、次のような病気の原因になりやすいです。
肥満
高血圧
糖尿病
肝臓の病気
腎臓の病気
老化促進
高いトリグリセリド(中性脂肪)
認知症
脳梗塞
など

10日ほど砂糖や異性化糖を一切やめると、砂糖の中毒症状が減少して健康は劇的に改善するようですので、上記のような症状をお持ちの方は、砂糖や異性化糖の断食を試してみてはいかがでしょうか。

食欲を抑える効果もあるようなので、ダイエットしたい人にも効果があると思います。

なにか甘いものを食べないとだるいと感じてしまうこと自体、砂糖中毒である、みたいなことが白澤卓二さんの本に書いてあったため、かなり多くの人が知らない間に砂糖中毒になっていると思います。

脳にエネルギーを与えるために糖分を摂るときは、甘い菓子パンなどの加工食品を食べずに、果物をまるごと食べたり、加工されていない食べ物を食べることをおすすめします。





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