でき太くん三沢のひとりごと

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投稿 その3

5月下旬、地元で学習指導をしている教室の子どもたちと田植え体験をしました。

投稿その1で紹介した知人が、1区画だけ田植えをまかせてくれたのです。

「自分たちが日々食べているお米はどのようにしてできているのか」

そのことを子どもたちに体験から知ってほしいという思いがあってのことのようです。


さて、田植えが始まって30分ほどしたころでしょうか。

最初は「これくらいの広さだったら、あっという間におわるでしょ。楽勝ですよ」といっていた子どもたちも、不安定でぬかるんだ田んぼに足をとられることでどんどん体力を奪われ、おしゃべりをする子も少なくなりました。

「先生、ちょっとつかれたので少し休ませてもらってもよいですか」

という子どもがひとり現れると、そこから1人抜け、2人抜けと、最終的には私とひとりの小学3年生と、ほかの大人のスタッフが数名作業をするだけになっていました。


その後しばらしくすると、休憩が終わった子どもたちは、どうやら近くにある小川で遊んでいるようです。

このとき私はあえて注意をしたりせず、遊んでいる子どもたちの様子を見ることにしました。なぜなら、そうすることで今日まで私が子どもたちに伝えてきたことがしっかり届いているのかが、はっきり形となって見えると思ったからです。


20分ほどしてからだったでしょうか。

ひとりの男の子が、「ねえ、〇〇くんだけ残って田植えをしているのに、ぼくたちだけあそんでいるのはまずいでしょ。もどってみんなでやろうよ」と言うと、「そうだね、みんなで戻って、みんなで終わらせよう」と、みんなが田んぼに戻ってきました。

私が伝えてきたことは、どうやらしっかり子どもたちに届いていたようです。

そこからみんなで楽しみながら、泥だらけになりながら田植えをしました。

子どもたちの笑顔もいっぱいで、実に気持ちのよい田植えでした。
まだ苗を植えたばかりですが、きっとおいしいお米ができるのではないかと思います。


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