でき太くん三澤のひとりごと 投稿 その16

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投稿 その16

さて、今回のひとりごとは、前回の続きになります。

前回の小学5年生の弟くんの問題を根本から変えていく具体的な方法についてです。

今日までひとりごとを読まれている方であれば、多くの方がその方法については察しがついていると思いますが、私がアドバイスしたのは、お母さんのフィルターについたマイナスのイメージをクリーニングしていくことです。

かつて私が父に対していただいていたマイナスのイメージをフィルターから除去したことで、親子関係が改善したように、フィルターについているイメージをクリーニングすることで、私たちの「環境」は一変します。

ただ、このフィルターについたマイナスのイメージをクリーニングするのは本当にむずかしい作業です。

いくら自分の心に、

「この子ならだいじょうぶ、必ずできるようになる❗️」
「弟は弟のステップがあって、兄と同じでなくてもいい」

と肯定的な言葉を毎日繰り返し自分に言いきかせてみても、なかなかマイナスのイメージがクリーニングできないことがあります。

それくらい私たちの心はちょっと複雑で、思い通りにならないことがあるやっかいな存在です。

ただ、このやっかいな存在をある程度コントロールできるようにならないと、私たちのフィルター掃除はなかなか前に進みません。


私はこれまでの実践経験の中で、フィルター掃除の大切な「洗剤」は肯定的な言葉をくり返し自分の意識に言い聞かせてあげることだと確信していますが、今回のお母さんのように問題が少し長期化し、フィルターの汚れ(マイナスイメージ)がこびりついているケースの場合には、その「洗剤」の効果をブーストさせるトッピングが必要です。

そのトッピングは、「許す」ことです。

以前私が父との関係を改善していくときにも、通常の「洗剤」とあわせて、「許す」という認識を持つようにしました。

父もまだ若かったのだ。
私も同じ年代のときに子どもを持ったら、父以上の子育てができたのか。
自分は父のことを批判できるほとの生き方をしているのか。
自分も感情的になったら、同じことをしたのではないか。

このような思考をくり返すことで、私は父を「許す」ことができました。

この「許す」という認識は、私の実感では、マイナスのイメージを根こそぎとるような効果があります。(私たちのマイナスのイメージって、多くがエゴを出発点にしていますから、許すという認識の効果は絶大です)

私が父を「許す」ことができたことで、私と父との関係は好転し、私の実家は「いつでも帰ることができる環境」へと変わりました。


今回のお母さんにも、「許す」という認識が持てるようにアドバイスをさせていただきました。


今できないことがあっても何とかなるよ。
だって弟くんは、まだ生まれて10年しかたってない成長過程にあるのだから。

成績がなかなか上がらなくても何とかなるよ。
だって弟くんは、まだ生まれて10年しかたっていない成長過程にあるのだから。


こういう認識を持つことで、お母さんは少しずつ弟くんの現状を許容できるうようになると思います。

そして、弟くんは親という大きな存在に許容されることで、安心できるようになってきます。

自分がこの世界に存在するきっかけとなった親に心から許容されるというのは、子どもにとっては、私たちの想像を超えるほど大きな力があり、安心感を生みます。

これが学習時における集中力、主体性へとつながっていきます。

子どものやる気や集中力って、私たちのフィルターの影響力を受けやすいものなのですね。

今回アドバイスをさせていただいたお母さんが弟くんを許容できたら、弟くんは必ず変わってくると思います。

お母さんからうれしい報告がくるといいな、と願っております。

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