でき太くん三沢のひとりごと

記事
学び
投稿 その7

今週もあっという間の1週間でした。
子どもの頃にくらべると、1日が本当に短く感じます。
朝起きて「朝活」をしたと思ったら、もう夕方。


そういえば、5歳の女の子に叱られる某テレビ局の番組で、大人が1日を短く感じるのは子どものころのような「ときめき」をなくして、パサパサになってしまっているからと言っていたような。。。

でも私はパサパサになるどころか、年齢をかさねるごとに感性は鋭くなっているというか、かなり涙もろくなっているように思うのです。

人から見たら、「え、そんなことで」というようなことで、簡単に泣いてしますのです。


自分なりに涙もろくなってしまう原因を考えてみたことがあるのですが、おそらく人生経験をかさねてきたことで、物事の背景をまるで自分のことのようにイメージできるからだと思います。

ちょっとしたアニメでも(壮大な鬼退治)、主人公の気持ちやその子を育てた親御さんの気持ちをまるで自分のことのようにイメージし、感じることができ、映画館を出るときには目が真っ赤となっているのです。


自分のことのようにイメージでき、感じることができるという共感する気持ち、優しい気持ちは、これから大人になっていく子どもたちには、ぜひ少しずつ身につけていってほしい感性です。

以前のひとりごとコラムで紹介した「田植え」の際には、その共感、優しい気持ちがしっかり出ていたように思います。こういう気持ち、感性がこれからの世の中には必要なことのように思えてなりません。

これまでの世の中は、どちらかというと自社の利益を優先して、まわりは蹴落としても徹底して利益を追求するという流れだったと思います。しかし、こういう流れももう限界まできていると、今はだれもが感じているのではないでしょうか。


そんなことを考えているときに私は、前回ご紹介したオーガニックの先生に出会いました。

「三沢さん、オーガニックを極めていくとね、人は優しくなれるのですよ。そして私たちは、自然の循環によって生かされているということを、理屈ではなく、体で感じられるようになるんです」

「オーガニックで野菜を育てるには、まず土づくりが重要なのですが、この土はね、実は私が作っているわけではなく、私たちの肉眼では見えないとても小さな小さな微生物の力によってできる上がるのです。私はその循環のお手伝いをさせていただいているだけで、あとはすべて目には見えない多くの微生物と、自然の力、雨、太陽によってでき上がるのです。だから、この土づくりの方法は、私だけのものではないですから、どんどん次世代に伝えていってください」


自社の利益だけ、自分のことだけ、自分のエゴだけを満たすだけの人には、なかなかこのようなことは言えません。


どうして人は、土や自然にふれているとこんなに優しくなれるのだろう。
どうして、こんなに人に優しくなれるのだろう。


このことは、私が土づくりを極めていけば見えてくるのかもしれませんが、それと同時に、私はできるだけ多くの子どもたちにこの土づくりとオーガニックの野菜づくりを経験してほしいと考えています。
なぜなら、きっとこの経験がこれからの世の中に必要な共感する気持ち、優しさにつながっていくと思うからです。


———————————————————
今回のヘッダー画像は、オーガニックの先生が育てているジャガイモさんたちです。きっと美味しいのでしょうね。そう言えば、でき太くんのスタッフの中に、子どもたちと畑作業をするまでは、レタスとキャベツの見分けがつかないというスタッフがいましたが、毎年畑作業をすることで、苗の段階でレタスとキャベツの見分けができるようになりました。
経験って、本当に大切ですね。
———————————————————

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す