「なぜこうしないんだ」ではなく、「何をどうすべきか」

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ビジネス・マーケティング
メンバーに対して、「なぜこうしないんだ」と言うリーダーを見かけます。本人は良かれと思って使っているのかもしれませんが、「なぜこうしないんだ」は、メンバーを個人攻撃し委縮させる言葉です。


自分が上司から「なぜこうしないんだ」と言われたら、どう思うでしょうか。

そう言われたら、真っ先に、『①自分が責められている』と感じませんか?

次に、『②上司は、そのやり方が唯一の正しいやり方と決めていて、他のやり方は許容されない。つまり、上司からこのやり方を受け入れるように強制されている』と感じませんか?

そして、『③何を言っても反論されるだけで受け止めてくれないと思い、上司をこれ以上怒らせないためにどう返答したらよいか』を考えませんか?


①・②・③の思考が頭の中を占めていると、自分の考えを述べるのではなく、上司の顔色を窺いながら上司が受け入れそうなことを言うことになります。『コト』に対して思考を巡らせるのではなく、上司という『ヒト』に対して巡らせることになります。

これは、全て、上司が発した「なぜこうしないんだ」に起因するものです。

「なぜこうしないんだ」という発想ではなく、「なぜそうしたのか」を聞き、それに対してどういう回答であったとしても怒ることなく、「何をどうすべきか」を、メンバーと同じ目線に降りるところからスタートし、メンバーが理解できるスピードで一緒に考えるとよいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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