生きづらさを抱えている理由

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コラム
今回は生きづらさを抱えて仕事をしている方の話を書きます。
今回はADHD(注意欠如・多動症)とそのグレーゾーンについて書きたいと思います。ADHDは発達障害の一つです。2024.2更新

こんな状況で悩んでいませんか
・障害や病気、ハンディをかかえながらどうやって生きていいか解らない。
・昔から人付き合いが苦手だった。一人が好き。
・マルチ(複数の仕事を同時に進行)が苦手で、器用にこなせる他の人が羨ましくて仕方がない。
・職場の人間関係で悩んでいる。電話応対が嫌い。
・社会人になったら仕事がうまくできない。転職を繰り返している。
・匂いや音にすごく敏感で、街中や職場ですごく疲れてしまう。
・計画性がない、衝動で行動してしまい、考えて行動できないことが多い。
・朝起きが苦手。早い時間の仕事は恐怖を感じてしまう。

日常の課題と心理的な側面
ADHDやそのグレーゾーンの特性を持つ人々は、日常のさまざまな状況で課題に直面します。これらの課題は、仕事の環境や人間関係において特に顕著になります。

1.日常の困難
社会的な挑戦: 人付き合いの苦手さや、複数のタスクを同時にこなすことの難しさは、社会人としての適応に影響を与えます。
感覚の過敏性: 匂いや音などへの過敏さが、職場や街中での疲れを増加させることがあります。
計画性と衝動性: 計画性の欠如や衝動的な行動が、日常の仕事や生活に影響を与えることがあります。
朝の苦手さ: 朝起きることの難しさや早朝の仕事への不安も、日々の生活に大きな影響を及ぼします。

2.心理的な側面
将来への不安: 将来の生計や、社会に適合できるかどうかに対する不安があります。
孤独感と自己否定: 社会への適合の難しさから、孤独感を強く感じたり、自己を否定する感情に苛まれることがあります。
日々のプレッシャー: 仕事をうまくこなせない自分に対する落胆や、毎日の注意や指摘によるストレスが生じます。

発達障害ということ
私は障害を持った方や生きづらさを抱えた方の支援も行ってきました。ADHDについては、いろんなタイプがありますが、私は障害ではなく個性に近いと思っています。

ある精神科のお医者様のホームページを見て考えさせられたことを思い出します。
こんな内容でした、
「女性の場合は、子供のころから女性同士のコミュニティのなかで生きていくために、自分を環境に適合させていく能力を身に着けていく。
子供のころから、ADHDを抱えていても、環境に合わせて生きていくため本人も気づかない可能性が高く、学生の頃は問題なかったのに、社会人となって、いろんな年代や経験を持った会社という組織に入って初めて自分がうまく適合できずに、悩んで精神科を受診してはじめてADHDだとわかることが多い。」
大人になって、悩む方が非常に多いのです。

また、ADHDと診断がつかないグレーゾーンの人の方が、私は生きづらさを抱えているように経験上考えています。
それは診断がつかないため、仕事ができない、人間関係が苦手なことなどを自分の性格や資質を理由にして責めて、自分を見直すきっかけを見失っているからです。

自分を責めないで
まず、仕事ができない、ほかの人とうまくコミュニケーションが取れない「自分を責めることを止める」ことです。

仕事が自分の性格や特性が合っていないだけなのです。

それと、コミュニケーションがうまく取れない人は本当にダメな人なのでしょうか。多くの方の相談を受けて思うのですが、コミュニケーションが苦手、人間関係が煩わしいと訴える方はかなり多いという現実があります。

実は私もコミュニケーションは得意な方ではありませんでした。無理をするとすごく疲れてくたくたになってました(笑)。

新卒の就職ではコミュニケーション能力が高いということが売り(もしかしたら当たり前)になっているようですが、すべての仕事の必須スキルとは思えません。
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適職を探すためのヒント
次に、「自分の特徴をよく知る」ことが大切です。私は自己理解と呼んでいます。特徴を理解することは治療とは異なります。私は医療職ではないので、ソーシャルスキルトレーニングや薬物療法などは専門家にお任せします。

例えば、他の人に比べて、音にすごく敏感だということが分かるということです。他の人には分からない苦しみや苛立ちが理解されません。
その苛立ちが仕事の効率を落としているかもしれません。環境が変われば仕事ができます。

他の例ですが、複数のことが同時にできないので仕事の能力がないと訴える方が多いのですが、複数のことが同時に進行するような事務職は適職と言えないだけです。なるべく一つのことに集中できる仕事、デザイン、プログラマなどへの転職を考えてみるべきです。

自分の特性が理解されないことが、仕事の効率に影響を与えている場合があります。環境を変えることで、仕事のパフォーマンスが向上することもあります。

私はご相談させていただく中で、生きづらさをお聴きするとともに、適職を探すお手伝いを相談者様の特性をヒアリングさせていただいてアドバイスしています。
相談形式は、90分間ビデオチャットで面談させていただくか、テキスト形式で文書交換させていただくかの方法を選んでもらっています。

               ☆☆☆☆☆☆

ブログはじめました。(^^♪
2021年9月よりココナラでカウンセリングとキャリアコンサルのサービスを提供させていただいております。BBと言います宜しくお願い致します。
11年間、公的な機関で生きづらさを抱えた方やシングルマザーのカウンセリング(対人援助)と転職のお手伝い(就職支援)を行ってきました。
現在はNPO法人の理事として、コーチングやブリーフセラピーを生かしてメンターとして多くの方の人生の伴走者としての活動中してます。
お役に立てるように、誠意をもって頑張りたいと思います。
(写真提供:photoAC)

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