悩み方のパターン

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コラム
 いろいろ相談を受けていると、悩みの内容はともかく、あるパターンがあると思います。それは、
 ・悩みをただ聴いてほしい
 ・解決する方法を考えてほしい
 ・自分で思っていることに同意した回答を言ってほしい
など、
これらについて考えてみたいと思います。

・悩みをただ聴いてほしい
 悩みを話すことでスッキリするということはよく聞かれます。話すことで半分は解決するなんて言われることもあると思います。それは皆さん経験されてきたと思います。カウンセラーや心理士などは「傾聴する」ことを意識して相談を受けています。これは、目の前にいらっしゃる相談者をありのままに受け入れて寄り添っていくということです。話をお伺いすることによって相談者は安心感を持つことができます。話すことによって、相談者自身の中で段々解決策を見出していく変容がみられるでしょう。

・解決する方法を考えてほしい
 悩みに向かって相談者が本気で解決したいと思っていると思います。自身がどうなりたいのか理解していると思います。この場合、悩みの原因を見極めて、その問題に対してより良い方向に向かうように一緒に考えていきますし、内容によって詳しい相談機関に相談されることをお勧めします。

・自分で思っていることに同意した回答を言ってほしい
 悩みに対しての相談者なりの解決策を持っていると思われます。それに対して相談者は同意を得たいと考えています。この場合、安易に違う解決策を提案すると「あなたは何も分かっていない!」と怒られることがあります。経験はありませんか?「傾聴」していても相談者がどういう方向性で考えているか大体理解できます。そこで違う道を考えてみてはと回答すると怒られることはしばしばあります。
 ここで注意していただきたいのは、悩んでいるときに、自分の意見と同じ意見を求めたり、そのような記事ばかり読んでいませんか?
 感情的になっている時に自分を客観的にみることはなかなか難しいと私は思います。誰かに相談したときに違う方法を提案されたら冷静に検討してみることをお勧めします。

 私もいろいろ悩んだことがあります。もちろん信頼できる人に相談もします。やはり悩んでいるときは感情的になって自分で思った方向に考えがちです。しかし相談すると違った視点を教えてくれることがあります。そして上手くいくことがあります。
 他人の視点を通して世の中をみることも大切かなと思います。


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