校正実務講座を攻略!~修了後編~

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こんにちは。校正・校閲のサービスを出品中のみねパセリです。

私の受講経験をお伝えしてきた「校正実務講座を攻略!」シリーズは前回、遂に修了を迎えました。お疲れ様でした!
さて、修了したらそれっきり? 仕事の斡旋はあるの? 今回は気になる修了後のあれこれをご紹介します。

仕事で有利? 修了証明書・推薦書の申請(有料)

修了生には、修了証書以外にもいろんな書類が届きます。
まずは修了証明書と推薦書の申請書。

修了証明書1通2,500円で申請できます。
現在や将来の勤務先などに出して、自己PRや賃金交渉に使うのでしょうか。
いちいち修了証書を見せたりコピーしたりするのも非現実的ですもんね。

推薦書1通3,000円
これを申請すると、希望の連絡先に実務教育研究所から直接「この人はうちの講座を修了したから、よきにはからえ」という書類が郵送されます。
ただし、職場の上司や人事課など、自分を知っている相手にしか送ってもらえません。つまり、新しい仕事に応募するときには使えないってこと。
こんな感じの書類だそうです。
推薦書.jpg

ちなみに、私は必要なかったのでどちらも申請していません。

表彰されるかも? 修了生登録(無料)

住所・氏名といった基本情報を「修了生登録表」に書いて郵送します。
ってか、講座生情報から引っ張ってこられないのかな?

校正実務講座の特徴として、優れた受講生は文部科学大臣賞実務教育研究所賞がもらえるという表彰制度があります。
そういう表彰の候補者の推薦資料になるらしいので、受賞を狙うなら提出しておきましょう(なお、終末試験のレポート課題も推薦資料)。

私はこれはタダだし出しておきました。

お仕事get? 求人登録(無料)

個人情報表」に住所・氏名や、校正実務講座の課題の得点、仕事の希望条件、得意分野や経験などを書いて郵送すると、職業情報室に登録されます。
職業情報室は、適した求人があれば情報を回してくれたり、求職相談を受けたりしてくれます。使ったことないけど。
ただ、例の如く紙で提出というアナログ方式なので、企業などにどれぐらい共有されているのかは謎。

私はこれも出しましたが、修了から9ヶ月経っても求人は1件も来ていません
地方在住であることや希望条件のせいもあるかもしれませんが、仕事の斡旋はあまりあてにならない感じかな。

私は既に本業やココナラでお仕事をいただけているので、求人がなくても「そっかー」って感じですが、本気で仕事を探している人、校正の仕事を始めるために受講してきた人は「そっかー」じゃ済みませんよね。
個人情報表を提出して待つだけではなく、お仕事サイトや人材バンクに登録したり、企業に問い合わせ・売り込みをしたり、求職中であることやスキルを発信したり、自分から動かないと仕事にありつくのは難しいかもしれません。

もっと学ぶ? 技能錬成コース(有料)

校正実務講座の上級コースです。
入学金5,000円(校正実務講座修了生は免除)、受講料44,200円ですが、後から受講料半額キャンペーンのお知らせが来ました。
標準学習期間は4か月(無料で4か月延長可)で、月に2つずつ、計8つの課題を提出します。
課題はボリュームたっぷりで、より実務を意識した内容です。

受験の前提条件ではありませんが、校正士認定試験対策にもなるみたいです。
校正実務講座修了の3~4か月後にしか認定試験を受けられないのは、「その間に技能錬成コース受けときなさいよ」ってことです。

なお、私は「校正実務講座みたいな添削なら受ける意味ないな」と思ったので受講しませんでした。
ただ、認定試験を受けた感じでは、このコースを受けておく方が心強そうだと思いました。初心者は特に! 校正実務講座と校正士認定試験は難易度にかなり差があります。

資格を取る? 校正士認定試験(有料)

校正実務講座を修了しても何の資格もついてきません。この試験に合格してやっと「校正士」の資格を得られます。
最短で修了の3か月後に受験でき、受験料は6,000円です。
私は「校正士」を名乗るのが一番の目的だったので、案内が届いてすぐに受験し、一発合格しました。
合格の喜びと試験の感じはこちら。

どんな勉強でもそうですが、学習内容をどう生かすかは結局は自分次第です。
仕事に必要なのか、趣味の一端か、教養を深めたいのか、転職の一助か……受講の目的によってもその後は変わりますしね。

次回はついに最終回、校正士認定試験攻略法の予定です。


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