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コラム
今日は、バックグラウンドミュージックと共にお楽しみください。
ビートルズの曲って、聴き入ってしまうので、「ながら聞き」には向かないんだけど・・・雰囲気感じとってくださいね。

さて、前回の続きです。
今日、いきなり、このブログを開いてしまった人は申し訳ないんだが、まずは私がココナラブログで書いた「初☆ユーチューブ動画投稿裏話」①~⑦(動画貼り付けてあります)、そして前回書きました「ユーチューブ投稿☆反響編」をお読みください。
そんな暇ねーよという方、ゴメン☆
そこまで興味ねーよという方、まぁ、そう言わんと覗いていってみてくださいな♡


ロシア美女からの情報提供。
彼女から、感激のお便りをいただき、「ありがとう!!」と感激メッセージを返信した後、ふと気になって「ロシアでは、背表紙どうなってるの?」と質問したんです。

そしたら、「こんな風になってるよ」と、上下ばらばらの背表紙の本棚の様子を写真で送ってくれました。上にアップした写真がそれです。

ロシアも、ドイツと同様、背表紙のタイトルは、下から上だったり、上から下だったり混じっているようです。

・・・それで、ロシア美女よ、キミは書店で働きだすまで、背表紙のタイトルが上から下からと混じっていることに違和感を覚えなかったのか?

・・・覚えなかったようです。
そこまで、背表紙はヨーロッパでは気にされていないということになるんでしょうね。

ですが、さすがのアネゴ(私より年下なのですが)、ロシアより愛をこめて美女(ドイツ在住ですが)、私の大好きな友!!
わざわざ貴重なお休みの日曜日に、ロシア語サイトで背表紙について調べてくれたんですね。
ここにそのサイトのリンクを貼りたいところなんですが、ココナラのブログはリンク貼ると投稿できなくなっちゃうんで、不便ですよねぇ。

ロシア語できないので、自動翻訳の怪しい日本語を頼りに読んで見ましたら・・・
そこで判明した衝撃の事実!!!

ソ連時代までは、すべての本は背表紙のタイトルが下から上に向かって書かれていた!!

ロシア語のブログサイトだったんですが、このブログ主さんはわざわざ本を年代順に並べ、背表紙の変化がよくわかるように写真で紹介してくれています。

ロシアで、上から下に向かって背表紙タイトルが書かれだしたのは、1990年代に入ってから。
ソ連が崩壊した後、急激に欧米文化が流入、欧米風にすることが流行したんだそうです。

書物の世界もその流れで、タイトルが上から下に向かって書かれているものが出始めた、、、それで、現在は、背表紙は、両方のタイプが入り乱れている状態らしいです。

「ほらね!ロシアの混乱は欧米のせいなんだよ!」と、ロシア美女は一言付け加えておりました。
背表紙事情に関しては、アメリカのせいですね・・・確かに。

ソ連時代、背表紙タイトルが下から上に書かれるのがスタンダードだとすれば、ヨーロッパでのかつてのスタンダードも下から上に向かって書くスタイルだったということになりますね。

日本の鎖国時代と同様、ロシアもソ連時代はほぼ他の国からの文化的影響はなかったと言えると思います。
日常生活に関することなど細々とした伝統や習慣が残りやすかった環境にあったのでしょう。サモワールなども本国フランスよりロシアの方が浸透しているっぽいし。ヨーロッパ文化、生活様式など、原型に近い形で残っているのはロシアかもしれません。

ということは、ヨーロッパにおいて背表紙のタイトルは下から上に向かって書くのが正統である。わけです。

では、いったい、いつ、どこで背表紙のタイトルを上から下に向かって書くようになったのでしょうか。そして、それはなぜなのでしょうか。
新たな謎が生じてしまいましたねぇ。

いや、こういう地味なテーマは、岡田としおさんがちらっとどこかで話しておられるかもしれませんね。
あの人の笑い方、キュートでスキ♡

多分、アメリカ発祥だと思います。というのも、私、ちょっと自分でばばっと背表紙についてネット検索していた時に、そんな情報がちらっと眼の片隅に映った気がします。
その時は「上から下に書くのがいつからとか、どこからとか、そんなの興味ねーから」と気にしていなかった。
だって、私が知りたいのは、背表紙のタイトル、どうして下から上に書くんですか?だもん。

アメリカの合理主義的発想・・・本が探しやすい、という理由で背表紙タイトルを上から下に向かって書くようになった、と推測します。
上から下に向かってタイトルを書いた方が見えやすい、探しやすい、本が売れる!といった、現代では当たり前の視点を持っていた。そして、それを実行に移しやすい環境といったら、やっぱりアメリカじゃないですかね。

いつしかその利便性重視のやり方が主流になり、だんだんとヨーロッパでのスタンダードであったはずの背表紙タイトル下から上に書くスタイルを浸食するようになった。
それに、本がもはや高価なものではなくなったという理由もあるかもしれません。大事に何世代にも渡って受け継ぐものではなくなりましたからね。

今では、ヨーロッパのかたくなさ、自分たちの優位性に執着する無意識が、本のタイトルの利便性を無視、一部の老舗出版社がかたくなに背表紙のタイトルを下から上に書き続けている・・・状態なのかな?
本の背表紙にはヨーロッパのプライドが張り付いている!!と言えるかもしれません(笑)

ソ連が崩壊した時、友人はまだ物心もついていなかった。何が起こったのかよくわかってなかったそうです。
子供のころの平穏な日々、物心ついた後から知る現実。そして、今、割といい大人になってから振り返るソ連時代の記憶。ドイツに住んでいることで、ロシアにいる人とはまた別の視点で自分の国を見ていることでしょう。
今度、会うことがあったら、その辺について突っ込んで聞いてみたいと思いました。

ドイツでタタール(旧ソ連)出身のオバサマと知り合ったことがあります。ものすごくしゃべる人で、黙って聞いていると、下着のサイズの話までペラペラ話し出すので面白かった(笑)
タタールは美人の産地で知られているらしいです。そしてオッパイが大きいという特徴があるらしいです。そのオバサマもそれでオッパイのサイズまで自慢げにペラペラ話したんだと思います。

その方は、ソ連が崩壊した時はすでに成人していた。
ソ連時代真っ盛りに彼女は青春時代を過ごした。
学校に通っていた時、先生が言っていたそうです。
「今に世界中の人がロシア語を学び始める。ロシア人は外国語の勉強なんかする必要ない。ロシア語が世界共通語になる」

全部ウソだった!

美人の産地タタール出身のオバサマは、苦々しげに吐き捨てました。

ソ連時代を懐かしむ感性は私にはないんですけど・・・ちょうど私たちが昭和時代を懐かしむ感覚と似ているかもしれません。

背表紙の上下が紛れている、このカオス状態。「なんでこんなややこしいことするんだ、メリットなんて一つもないのに!どっちかに統一してくれればいいのに!」と文句を言いながら本を探す。

やがてその無秩序に慣れて、その雑多なカオス状態が当たり前で、居心地よくなってしまう。

背表紙のタイトル、上からとか下からとか、いろいろ紛れている世界が、いいです。
その方が絶対楽しいです。
そんな気がしてきました。

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