ドイツのクリスマス菓子シュトレン

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コラム
12月に入りました。
私、とうとうインフルかかりました!!
コロナじゃない、ただのインフルですが、人の話に聞くと、コロナの場合は「具合が悪いな」と感じてから数日後に熱が出るそうですね。
だけど、インフルの場合は突然高熱に襲われるのです。

あー、びっくりした。
数時間前はフツーにご飯食べてたんですよ?で、おやつ食べてもいいかなーくらいの食欲はあったんです。
ですが、ふっと気づいたら、なんか寒い。
やけに寒いな、なんだろ・・・早めに風呂入るか・・・風呂に入ったらぼーっとしてきて、なんか具合が悪いかもしれない・・・おかしいなー早めに休むかーと床に入る。
数時間後、汗かいてのどが渇いて目が覚める。
のどに違和感。っていうか、全身痛くないか?頭痛くない?のどがイガイガするんだが?

・・・熱測ってみちゃったりして?と好奇心で熱測ったらほぼ39度。
正確には38.9度。

なんじゃこりゃー!!
肺か気管支に炎症が起きているらしく、ぼわぼわっとしたタンが出る。
咳をすると、熱のせいで腹筋が筋肉痛になっており、咳をするのもしんどい。
みぞおちがミシミシ痛むし、こりゃぁ・・・近来まれにみる本格的病気じゃないか!!

安静にしていたら、熱は下がりました。
今は、鼻が詰まる程度でその他の症状はなし。

三日はベッドから動けませんでした。
食欲はないものの、暖かいスープなどは口にしたい欲求はあったので、病院に行くほどのことでもなさそうだとそのまま安静にしておりました。
熱は三日目に平熱にまで戻りましたが、いやいや、久しぶりの病気にちょっとうろたえてしまいました。
一人暮らしじゃなくてよかったと感じた日々でした。

不思議なことに、家族にはうつらなかった。

で、あっという間に12月になってしまったのですが、この先ちょっと忙しくなる予感なので、どうしても今年はドイツのクリスマスのシュトレンについてぜひともご紹介したかった。
病み上がりですが、一言だけシュトレンについて書きたいのです。

ドイツでシュトレンを買うなら「ハイネマンにしとけ!」と言いたいんです!

私、シュトレンってあんまり好きじゃないんですよね。
出されれば食べるけど、別に好きじゃねーし。
しぶしぶ食ってやるかという程度なんです。
多分ですけど、私のようなタイプの方が大多数じゃないでしょうか。

一部のヘンタイが「シュトレン、オイシー」とか言ってるだけなんじゃないかと。
それか、クリスマスは日持ちのしないイチゴの生クリームケーキというケーキ屋さんにとってはバクチみたいな商戦、そろそろケーキ屋さん自身が止めたいから日本でいうところの「らくがん」みたいな菓子を広めようとしてるんじゃねーのか?
そんな疑いすら私は持っています。
シュトレンなんて、日持ちするから、クリスマス前から結構長い間販売できますからね。
お菓子屋さんにとっては、クリスマス商戦に有力な武器(殺傷力は低い)シュトレンを投入することは、損する話じゃない。

しかも、日本は常に外国の新しい文化や味を求めているヘンタイじみた人が多い国だ。シュトレンという言葉の響き、さして派手じゃない容貌と味。「知る人ぞ知る」感が出て、ヘンタイにとっては都合のいいものかもしれないが・・・

私にとっては、シュトレン好きはヘンタイなんです!
だって・・・オイシクナイ

という私ですら、このシュトレンは美味いと思ったのが、ハイネマンのシュトレンです。
デュッセルドルフに本店があるお菓子屋さん(だと思う)。
ここはもともとバウムクーヘンで有名らしいんですね。
世界のグルメが認めるバウムクーヘンらしいです。

私がこの店の存在を知るきっかけとなったのが、デュッセルドルフにある日本の本屋さんの女性経営者の方。
デュッセルドルフは、日本人が多いので、日本人が経営する日本のお店がたくさんあります。
インマーマン通りというと、ガイドブックにも絶対書いてあるはず。

私がまだバイエルンに住んでいた時、クリスマス前にデュッセルドルフに数日滞在したことがあったのです。
それで、せっかくなので、日本食材などを買おうと思い、日本スーパーに行く途中に日本の書店を発見、中に入ってみると、日本語の本が売ってまして、女性経営者の方も日本人でした。

世間話をしている時に「ドイツと言えば、日本ではバウムクーヘンが有名ですけど、そんなに売ってないんですね」と私が言いましたら「ハイネマンにはいかれました?」とお店を教えてくれたんです。

その書店からさして遠くないところにハイネマンはありました。
ハイネマンでは、年中バウムクーヘンが売っているらしいです。
ドイツではバウムクーヘンって、クリスマスシーズンくらしいか見かけないんですよね。
しかもあんましオイシクナイ。
私は、日本のスーパーに売ってるミルク風味の安いバームクーヘンが好きです。

で、クリスマスシーズンだったので、山のようにシュトレンも売ってました。まぁ、話のついでに一つくらい買ってみてもいいかと。日本の家族に送る用と自分で食べる用としてバウムクーヘンとシュトレンを買ったわけです。

別にその時点ではさして期待してなかった。

食べてみてびっくりしました。
このシュトレンは私が知っているものではない!!!
一気にハイネマン大ファンになりました。(シュトレン好きになったわけではない)
バウムクーヘンはそうでもなかった。(→なにせ日本の安いバームクーヘン至上主義ですから)

というわけで、ドイツでシュトレンを買うならばハイネマンのにしておきたまえということを伝えたかったのです。
当時の情報になって申し訳ないのですが、ハイネマンは、デュッセルドルフとミュンヘンに支店があったと思います。

では、病み上がりなので、またちょっと寝ます・・・。
ドイツ語関連でちょっと今個人的にプロジェクト考えてて、そっちの準備に時間を取られる予感がするので、ブログは今年最後かもです。
身内に不幸があったので、新年のご挨拶は控えさせていただきますー。

思い出したことが一つ。
シュトレンはもともと第二次世界大戦で大被害を受けたドレースデンの名物のようです。
化粧箱に入ったシュトレン、ドレースデンのやつ、結構お土産としては有名かもしれません。

他にもドイツのクリスマスお菓子について過去に書いているものもあるので、よろしかったらご覧ください。


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