’’児童虐待との戦い’’⑴「出会い編」

記事
コラム
※この記事は、当事者家族の許可をとり、なおかつフェイクを交えて作成しています。また、閲覧者の状態によっては、フラッシュバックなど引き起こす可能性もありますので、無理な閲覧は控えてください。

ヤァ、こんばんは。ギジです。

この記事を書こうとした理由は、実績PRというより現在、過去に同じような経験をしている当事者、被害者、加害者、支援者、将来人助けを考えている人に向け、被害者と相談のもと、自分たちの経験を誰かに役立てていただけるように残しておこうということから作成しました。
ちなみに現在、申請中となりますが、ココナラで請け負った案件に関しては、機密保持契約により、このように記事にすることはありませんので、ご安心ください。これは、あくまで過去の話です。




2020/1前半
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
当時、僕ことゴリラことギジは、コロナの影響もあり、めちゃんこ暇で元々不定期で行なっていた、人生相談や精神疾患の方の相談ボランティアを行なっていました。


公的なボランティアではなく、むしろ怪しい掲示板などに潜り、相談者の皮を被った犯罪者予備軍が多く、通常の窓口に失望した方々が迷い込んでしまう場所で、あえて活動していました。


理由としては、リスクが高い場所なので、そこに訪れてしまう方々への注意喚起や公的窓口の紹介などを行い、なおかつニッチな僕向けの相談を請け負っていたからです。


危ない掲示板といったのは、単純に未成年が多かったり、出会い系と勘違いしていたり、出会い目的の相談者が多く存在するような場所だからです。多分、犯罪の温床になっていたと思います。


当時、某SNSを通じて、自殺配信という事件が起こってしまい、多くの若年層が影響を受けてしまい、その掲示板にも自殺をほのめかす投稿が相次ぎました。


僕は、同じような活動をしている仲間と連絡を取り合い、この集団パニックにも近いヒステリー状態をおさめることに少しでも協力できるように、過剰な書き込みをする方々に連絡をとり、公的窓口紹介を行なっていました。


ちなみに、このような怪しい掲示板に若者が流れてきてしまう理由は
公的機関に電話が繋がりにくい。共感はしてくれても具体的な支援に繋げてくれない。信頼ができなかった。はたまた説教された。保護者に連絡が行くのが怖い。などなどetc...。


これ、実は後日に(他記事に投稿予定)、彼らのいう’’信頼できない’’  ’’頼れない’’ 理由を自分も体験し、自覚することになりました。この記事では割愛させてもらいますが、まぁ今の体勢じゃキツイですね。


という流れの中で、一人の未成年の女性の相談に乗ることになりました。


彼女曰く、一番僕が、嘘くさくなく、ざっくばらんに話ができそうな人物だと感じたようで、話す気になってくれたようです。


相談内容は「今から死ぬんやけど、決めた日時があって、それまで暇だから話をして欲しい」でした。


こういうことを聞いたときに、あぁこれはなんちゃってやな。とか、これはマジなやつやな。とか考える人いると思うんですが、僕の場合は、そんな違いはわからないし、わかる意味もないので、この人は、「今」その気持ちなんだなと全肯定で認識します。

当時、彼女は所謂「オーバードーズ状態」、薬を過剰摂取していて、すでに酩酊状態にありました。

とりあえず「今」自死を決めているようだったので、「後日」変わる可能性も十分あると思いますので、今、決めちゃうのはもったいなくない?明日には、ケーキ食べたくなるかもよと話を進めました。


僕の考え方ですが、自死を否定しても意味ないです。ぶっちゃけ個人の自由だなと思います。周りに迷惑かけるからやめなさいも、そんなことを考えられる余裕があるなら、自死なぞ選択してないからです。
自殺を止めたいと思うのは自由ですが、それは自分のエゴの可能性が高いので、本当に止めたいのなら自分のエゴや感情は知識で埋めて、うまく歩み寄らないないと追い詰めるだけです。


僕は他人にエゴを押し付けるのも押し付けられるのも嫌いなので、自分の死生観を押し付けません。押し付けはしないけど、自死は推奨しません。自死以外の選択を一案として提案します。


とりあえず、なんで死のうと思うの?と聞いてみました。


これも持論ですが、選択というのは主体的になものと、環境的要因により誘導されてしまった選択があると考えています。


もし、自死が主体的な本人にしかわからない美学によって選択されたのなら、どうにもならないかもしれません。


しかし、その選択が、環境的要因により選択させられているのなら、その環境を変えてあげられれば、選択の幅も広がるのです。


僕は、自分を変えるより周り(環境)を変えよう派です。


話を戻しますが、彼女が死のうとしていた理由を聞いたところ「虐待」が原因により、各公的機関にも相談したが見捨てられ(本人曰く)、頼った一般の大人に騙され利用され搾取され、もう未来に希望なぞ無く、疲れてしまったからということでした。


過去、いろんな相談を請け負ってきましたが、これは本当に酷かった。
もちろん、本人の被害もさることながら、すでに公的機関に相談した実績があったり、絶望している彼女を助けるべき大人(持論)達が、誰一人助けようとせずに利用してきたことに同じ大人として大変恥ずかしく、表には出さなかったが、どうしよもない怒りを持ちました。


この日は、僕が初告白で付き合った彼女に16時間でフラれて、クラスの笑い者になって絶望した、おちゃらけエピソードでお茶を濁しつつ、明日もまた話そうと相談を終えました。

次回「対応編」
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す