1.正解探しの「沼」
エントリーシートに何を書くか
面接では何を話すか
これは非常に重要です。
なぜなら、それにより採否が決まるから。
だけど、就職活動に正解はありません。
就職活動は、多くの学生にとって人生における大きな岐路です。
そのため、将来を左右する重要な初職ですから、不安や焦燥感を感じるのは当然のことです。
これについて詳しくは、下記の3月26日のブログをご参照ください。
しかし、その不安や焦りから「正解」を求めてしまうと、本来の目的から反れてしまいます。
2.学校の勉強には正解がある
これまでの試験やテストには、必ず正解がありました。
学校で学ぶことには正解があり、その正解をどれだけ知っているかを評価するのが試験やテストになります。
それには正解がある。
しかし就職活動には正解が無い。
そこに気付くことが、とても大切です。
そう就職活動には正解がありません。
なぜなら、採用担当者が知りたいのは「あなた」のこと。
応募してきたあなたのことを理解して、他の応募者(学生)と比較し、もっとも望ましい応募者を選択するわけです。
3.あなたの発言はすべて正解
だから、あなたがエントリーシートに書いたこと、面接で話したことは、すべて正解ということになります。
言い換えると、就職活動とは自己紹介です。
自分が何を学び、どのような経験をしてきたのか。
それを自分で説明するわけですから、自己紹介なんですね。
就職活動=自己紹介と考えると、そこに正解は無いわけです。
10人の応募者がいれば、10通りの自己紹介があるわけです。
あなたと全く同じ経験をしてきた人っていないでしょう。
だから、絶対他人と被るはずがありません。
4.インターネットで正解を探すことは時間の無駄
インターネットで検索して、あなたのことが、どこかに書かれているでしょうか。
無いでしょう。
他人が用いた志望動機や自己アピールを見つけることは出来ますが、それをそのままあなたが真似をしても意味がありません。
なぜなら、あなたが経験したことではないからです。
だから自己分析による自己理解が、とても重要になるわけです。
また、学生のなかには「大手企業に就職すること」「人気のある企業に就職すること」「安定した職業を選ぶこと」が、正解だと思っている方もいます。
でも、それもおかしいですね。
なぜなら、自分の興味や関心、強みや長所と合致していなければ、そこでただ時間を切り売りして働くだけになってしまうからです。
それならアルバイトとまったく変わらないでしょう。
就職活動は、自分自身と向き合い、自分らしい仕事と働き方を見つけるための旅です。
自分と向き合い、「自分のなかにある正解」を見つけてください。