冷蔵庫の中身、つまり自分の心の中にあるものを、一旦全部取り出して並べてみましょう。
・〇〇が仕事に行かない、家事を手伝ってくれなくてイライラする
・職場で頑張っているのは私だけ。皆手抜きばかりしていて腹が立つ
・また明日会議がある。自分だけ怒られるんだ。行きたくない
・あの人はいつもお洒落で綺麗。どうして自分はああなれないの
・やらなきゃいけないってわかってる。でも出来ない。どうしてなんだろう
具体的でも具体的じゃなくても、過去でも現在でも未来についてでも、気が付くと頭に浮かんでくる、自分にとっての辛い感情を全部書き出します。
出来れば
小さいメモ紙を作って、
一つずつ分けて書きましょう。
「必要性」と「欲求度」の2軸のマトリックスになります。
①相手に伝えたい・伝えなくてはいけない
②相手に伝えたい・必ず伝えなくてはいけないことではない
③人に言いたくない・でも伝えなくてはいけない
④人に言いたくない・伝える必要はない
同じ内容・事実でも、伝え方によって相手の受け取り方も違います。そしてその後のお互いの関係性も、それによって自分が受ける影響も変わってきます。
考慮するポイントは
最後に残った「④人に言ってはいけない・伝える必要はない」自分の気持ちの対処法。
実は
これが一番大事です。
人に伝える必要も無ければ、言いたい欲求もない。けれどいつも心の中でくすぶっている。
それは何故でしょう。
きっとそれは、
本来自分にとって重要なものだったからです。
でも蓋をして冷蔵庫の奥深くに仕舞いこんでいるうちに、別物のようになり果ててしまった。
奥から取り出してきた今、もう一度向き合うチャンスです。
向き合い方としては
注意したいのは「短期的な対処法」に頼り過ぎないこと。
今この瞬間の辛さから解放されるのは悪いことではないのですが、
長く続くと人生や健康に害を及ぼす方法もあります。
例えば飲酒、散財、ギャンブル、異性関係。
長期的に続けても大丈夫な方法を見つけられるとベスト。
判断基準は、他人に言えることかどうか。
人に言った時に「それはやめときな」と言われる恐れがあるものは、長く続けないようにしましょう。
「悩み過ぎてしまう悩み」でも書きましたが、考えるな、と自分に命じることは出来ません。命じれば命じるほどそのことばかり考えてしまう。
なので、
どうしても考えてしまうことは、いっそのこと
じっくり向き合って考えつくしてみましょう。
一人では無理なら、誰かを頼りましょう。
こういう時に使えるのがカウンセラーです。使い倒してください。