科学技術「最先端・蒸気機関車」

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【最新式蒸気機関車】





最新技術で建造される蒸気機関車は
「5AT」と言う名前の蒸気機関車です。

でも
2012年の金融危機で資金提供が停止
開発が1時中断しています。

この蒸気機関車は
燃料が3種類から選ぶ事が出来ます。

その3種類は
「ガス」「軽油」「石炭」

この中から1種類選び
走行する事が可能です。

この機関車を作ろうとした人は
元蒸気機関車技術師の
「デビッドウォーデール」氏。

この人は
このまま蒸気機関が無くなる事が
寂しいと感じ復活させようとしました。
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【仕様】





速度
最高速度「200㎞」
最高車両牽引時「113㎞」

パワー
重量80t走行時「最高速度180㎞」
重量80tで113㎞走行時電力「1890kw」
(家5件分の電力)(ガンダム1380kw)

燃焼効率14%(今までの機関車の2倍)
重量20トン
燃料「軽油」「ガス」「石炭」

航続距離「925㎞」
平均航続距離「610㎞」
燃料の航続距離でなく
蒸気にする水を補給する距離

蒸気機関車がメインの鉄道時代は
この水を補給する場所が
自販機に並みにありました。

しかし現在では
水を補給所が全くないので
新たに設置しないとならず
これが予算が膨らむ原因でもあります。

でも
実際に開発して走らせる事の調査は
2010年に可能と判断されました。

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【最高のエンジニア】





最新技術で
蒸気機関車を復活させようとしている
「デビッドウォーデール」氏は
ある人の事を知り決意しました。

その人は
フランスの「アンドレ・シャペロン」氏

この人は
1978年の死ぬ間際まで
蒸気機関の開発をし続けた人物です。

アンドレ氏は
「熱力学とガス」
「流体流量理論」
この分野の科学者。

アンドレ氏は
最高性能の蒸気機関を開発しました。

しかし
蒸気機関が盛んだったイギリスに
自身が開発した研究を持ち込みましたが
ほとんど採用されませんでした。

その訳は
蒸気機関車のエンジニアがたくさんいて
その中の1人としてしか見られず
ほとんど気にされる事が無かった為です。

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【資金調達失敗】





5AT開発者のデビット氏は
このアンドレ氏の電気を読み凄く感銘を受け
蒸気機関を復活させる決意を固めます。

このとき読んだ伝記は
「シャペルン - フランス蒸気の天才」
と言う本です。

その後デビット氏は
南アフリカ国鉄26型蒸気機関車をモデルに
最新技術を盛り込んだ蒸気機関車を
復活させようとします。

車輪配置「4-6-0」の構造を取り入れ
2002年イギリス政府に製造支援を提出します。

そして
2010年計画の実現性の調査が完了し
実現可能と判断されます。

しかし
2012年の金融危機が発生して
1100万ポンド調達できるはずだった資金が
調達できなくなってしまいました。

この事により
開発が一時中断されたままになっています。

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【まだ諦めない意思】





デビット氏は
蒸気機関車5ATの開発を諦めていません。

その思いをこう語っています。
「単なる懐古趣味じゃなく蒸気機関の発展が滞り
衰退していく事の懸念を感じる」

もし5ATが開発されてれば
一般の鉄道と同じ路線を走るはずでした。

そして
鉄道の通常運行の妨げにならない様に
運行時刻を組み込み走行する予定です。

その理由は
5ATを普通の電車と同じように運行させると
普通の電気式の鉄道と比べ
コストパフォーマンスが悪いです。

なので
観光名所として走る事が決まっていて
この蒸気機関車が走る街の
エンターテイメントになります。

5ATのホームページを見ると
まだ資金提供者を募集します。


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【アパルトヘイト】





5ATがモデルになる
「南アフリカ国鉄26型蒸気機関車」は
別名「レッドバロン」と言う赤い機関車です。

この蒸気機関車は
1992年まで走り続けた
世界最後の蒸気機関車になります。

1992年と言う近代まで走っていた理由は
1991年6月まで「アパルトヘイト法」と言う
黒人と白人を分けて差別する法律が原因でした。

この差別政治から南アフリカ共和国に逃れ
ここで大量に取れる石炭を売り
経済の発展をしていきます。

しかしこの時代
既に世界の鉄道は
軽油や電気が主流になりつつあった時です。

でも南アフリカ共和国は
世界が黒人差別主義の為
軽油や電力を発生させる為の
石油の輸入が困難でした。

その為
蒸気機関の開発を続けるしかなく
蒸気機関車が進化していきました。

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【世界最後の蒸気機関車】





その後
オイルショックが起こり
更に石油の輸入が困難になってしまいます。

その結果
自国で大量に取れる石炭を使い
蒸気機関車を長期間
使用し続けざる得ませんでした。

しかし
そんな中2人の蒸気機関研究者が
南アフリカ共和国に向かい
蒸気機関を進化させていきます。

その研究者が
5ATの開発者「デービッド・ウォーデール」氏
アルゼンチンの「リビオ・ダンテ・ポルタ」氏

この2人で協力して
南アフリカ共和国の蒸気機関車を
発展させていきます。

そして
完成させた超高性能蒸気機関車が
南アフリカ国鉄26型蒸気機関車
通称「レッドデビル」です。

このレッドデビルは
電気や軽油動力の電車に変わる中で
1992年まで走り続けた
世界最後の機関車になります。

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【未来の蒸気機関】





もし5AT機関車が完成したら
世界で最新の蒸気機関車になます。

昔からの技術を今の科学力で
最高性能まで進化させた蒸気機関車を
是非見てみたいものです。

そして
さらにこの技術が受け継がれて行けば
そのうち水1摘で1000㎞走る事も出来そう。

そうなれば
どんなエネルギーよりも効率が良くなり
蒸気機関が石油や原子力に
とって変わるかもしれません。

もっと蒸気機関を発展させていけば
水を圧縮させてブラックホールを作り出し
縮退炉という夢のエネルギーが出来るかも?

もしそうなれば
ワープも可能になり
他の星に行けるかもしれません。

もうここまで来たら
蒸気機関じゃないじゃん。
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