「転がるスケート」

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【特訓】



8歳の時父親に
ローラースケートを買って貰い
近くの広場で他人の滑りを見て
独学で練習してた。


初日ふくらはぎが痛くなる位練習し
やっと立ち上がる事までできたけど
他人の滑り方を見ても全然解らず
立つだけで疲れたから帰る事にした
ε-(・д・`;)フゥ…


翌日学校に行き友達の星正弘君に
「スケートの滑り方を教えて!」
と頼んだら言葉だと教えにくいので
直接教えるから家に来てと言われる


その後学校が終わり
ローラースケートを履いて
星君の家に行くと星君のスケートが
靴付きの高級な物だった!


俺のローラースケートは
スケートに靴が付いてない安物で
もう靴付きを持ってるだけで
プロ並みに上手なオーラが出てた!
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!


そして星君が滑り方を見せると言い
その場で早速滑り始めたら
本当にものすごく上手にで
まるでジャニーズの光源氏に見える


俺も星君に教わり
早く光源氏みたいになりたくて
「今日中に出来るようにさせて!」
そうわがままを言ってしまった。

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【片足立ち】



そしていきなり滑れるようになる為
まず足の動かし方を教わって
実際にその通りに滑ってみたら
その場で足が前後するだけだった。


しかし光源氏みたいになりたいから
ムキになって必死に足を動かすと
やっぱり進まずスケートだけが
地面をコロコロ前後するだけだった
(´・_・`)ショボン


なので星君に見てもらうと
「つま先にあるゴムで地面を蹴って
滑るんだよ」と言われてしまい俺は
完全に出だしから間違ってしまう。


なので今度は
つま先のゴムで地面を蹴って
勢いよく颯爽と滑り出したら
片足滑りになりコケてしまった!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ


それを見た星君は
「基本走行中片足になるから
まず片足で滑れるようにしないと
滑れないよ」と言われてしまった


その後片足で立って
ずっと倒れないようにする練習をし
これがとてもきつい練習で
すぐふくらはぎが疲れてくる。


その後しばらく練習して
何とか片足で立てるようになったら
もうその時足が筋肉痛になり
今日の練習を終了して家に帰った。

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【光源氏】



翌日も星君に指導してもらうので
スケートを履いて彼の家にまで行き
またすぐ下の歩道で練習を始め
前日の復習も完璧だった。


そして早速つま先のゴムで
勢いよく地面を蹴って滑り出すと
その後の速度の上げ方が解らず
すぐ止まってしまった。


なので速度の上げ方を教わると
前のめりになって勢いつけて
片足ずつ前方に突き出していくと
どんどん速度が上がると言う。


早速教わった通りやってみると
またその場でスケートだけが
コロコロ転がってしまって進めず
コツが全然つかめなかった。


それを見てた星君が
「片足をもっと後ろまで振り上げ
勢いよく前に突き出すんだよ」
そう言われたのでやってみた。


するとちょびっとだけ進み
それを繰り返してたら
つま先のゴムで毎回地面を蹴ると
更にスピードが付く事が解かる!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


これで俺も光源氏だと確信したが
カーブが見えて曲がろうとしたら
曲がる事が出来ずそのまま直進し
ガードレールに追突してしまった
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


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