「蛍光プラモ」
記事小説
【塗装】
9歳の時
ガンダムのプラモデルに夢中で
当時のプラモデルは
全く塗装されてなく単色のみで
組み立てた後必ず塗装してた。
しかしプラモデルの型は
色を塗り分けしやすいように
細かくパーツ分けされてなくて
可動部分のみしか分かれてなかった
なので塗装する時の1つのパーツに
何色も塗らないとならず
この時はみ出さないように息を止め
全集中して塗る！
でも塗るのが下手くそだった俺は
上手く塗る事が出来ずよくはみ出し
その個所を薄め液で拭いて
何度も塗り直してしまってた。
そんな事をしてたから
塗料がスグなくなりそのたびに
組み立て途中でいったん手を止め
塗料の買いに行く羽目になってた
(´･д･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ
ある時塗料を買いに
玩具屋にに行くと新製品の塗料の
「蛍光カラー」と言う塗料があり
何の塗料か店員に聞いてみる。
すると店員さんが「この塗料は
光を当てると凄く派手に見える
不思議な塗料だよ」と言うので
珍しい物だから早速買ってみた！
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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【想像と違う】
そして家に帰り早速使ってみようと
蓋を開けて見たら既に塗料が分裂し
「もしかしたらこれ混ぜながら
塗らないとだめなの？」と感じた。
なのでこの蛍光カラーを塗る時俺は
必ず容器を振ってから使う事になり
何だか普通の塗料と違って
凄く面倒くさい気がしてしまった。
その後早速プラモに塗ってみると
塗料の乗りがとても悪くて
1回塗っただけだと下地が見える程
薄くしか塗る事が出来ない。
仕方ないから俺は
塗ったら乾かして何度も塗り
それでようやく色がはっきり出る程
塗る事が出来た！
でもしっかり塗る事が出来たのに
蛍光灯の光の下で見ても
普通の塗料との違いが解らず
思ってたのと全然違う。
ｼｮﾎﾞ──(´･ω･`)──ﾝ
翌日学校に行った時
友達に蛍光カラーの愚痴を言うと
「ブラックライトで光るよ」と言い
何の事か解らないので詳しく聞いた
すると塗る前に部品を全部白くして
下地を作ってから蛍光カラーを塗り
部屋を暗くし黒色の電球を当てると
ぼや～と光ると教えてくれた。
( *ﾟｪﾟ))ﾌﾑﾌﾑ
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【過剰期待】
この時黒色の電球なんて物の存在を
生まれて初めて知ったから
「そんなのあるんだ！」と驚き
それの使い道も全く意味不明だった
なのでとりあえず黒色電球を買う為
玩具屋に行くと売ってないと言われ
すると店員が「理科で使う物だから
文房具屋にあるよ」と教えてくれた
何で電気屋でなく文房具屋なのか
よく解らなかったけどとりあえず
文房具屋に行くと本当あって驚き
なんとか手に入れる事が出来た！
ヾ(*´∀｀*)ﾉ
そして家に帰りスタンドの電球を
黒色電球と差し替え部屋を暗くし
ピカ！と光る事期待して照らすと
ぼや～と光って想像と違ってた
何であまり光らないのか考えたら
下地が白でなく赤だったから
きっとこれが原因だと感じて
他のプラモで塗り直す事にする。
その後グフと言う下地が青の物を
全部真っ白に塗ってその上から
蛍光カラーを何度もベッタリ塗り
何とか塗装を完了させた。
そしてまた部屋を暗くして
黒色電球を照らすとまた想像と違い
ピカー！と眩しく光らず
前より少しボヤ～と光る程度だった
(ノД`)・゜・。
