「クジラ女子」

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【図工の時間】



7歳のの時の図工の時間
先生に1人1つの紙粘土を渡され
動物を作る課題を出されて
何を作ろうか悩んでしまう。


そこで何作るか周りの人に聞くと
男子が蛇とか象とかカブトムシとか
その中に恐竜を作ると言う子もいて
みんな凄くアイディアに飛んでた。


女子が猫や犬やウサギなどの
可愛い動物を作る予定みたいで
その中に「人間のお姫様を作る!」
と言う子もいた。


なので俺は
みんなと違う物を作りたくて悩み
当時アニメで放送してた
「ムーの白鯨」を思い出した!


そして俺は
ムーの白鯨のアニメが大好きだから
クジラを作ろうと決心して
早速クジラっぽい形にしていく。
(´∀`*)ウフフ


しかしムーの白鯨の形が
どんな感じか細かく思い出せず
とりあえず紙粘土を長く伸ばし
尻尾の先を2つに分けてみた。


試しに隣の席の女子に見せ
俺が作った物が鯨に見えるか
感想を聞いてみたら即答で
「みえない!」と言われてしまう

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【水玉クジラ】



俺が「なんで?」と聞くと女子が
「棒の先が2つに割れてるだけで
全然クジラじゃない」と言われ
がっかりしてしまった。
(´・д・`)ショボーン


試しに先生にも見せて
「これ何に見える?」と聞くと
「ナメクジ?」と言われてしまい
ショックだった。
(ノД`)・゜・。

ので俺は
もう1度最初から作り直す事にして
もっとクジラっぽい形になる様に
試行錯誤して作ってみる。


そしてまた完成した物を
隣の女子に見せてみると
「水玉みたい」と言われてしまい
クジラっぽくないようだった。


そこで俺は
棒を使って目と口と鼻を書き
何とかかんとかクジラっぽくして
隣の女子に見せてみた。


すると隣の女子が大爆笑し始め
「水玉が大きな口から大きな歯を
むき出しにして笑ってるみたい!」
そう言われて結局水玉だった。


すると隣の女子がクジラを取り上げ
「もっとクジラっぽくできるよ」
そう言ってクジラの尻尾を上にあげ
先端を平たくして2つ分けてくれた。
(。・ω・))フムフム

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【手抜きクジラ】



更にクジラの歯を別途作り
それを本体に付けてその上から
唇をつけて目の部分を書いて
まぶたを別途作ってつけてくれた


するとものすごくクジラっぽくなり
俺が作った物と比べ物にならない程
本物のクジラに近くて驚き
その女子に感動してしまう!


そこで俺は
こんなにリアルに作れるコツを
女子に聞いてみると「体のパーツは
別に作ってつけるの」といってた。
(o'∀'))フムフム


なので俺は
まだ作られてないお腹の模様を
棒で書かず別途作ってつける事にし
粘土を細く伸ばした物を複数作った


それをクジラのお腹に1つ1つ付けて
すると何だかすごく立体感が出て
「やっぱパーツを書くだけなんて
手抜きしない方が良いな」と感じる


そして先生に見せたら
「凄く上手じゃない!」と誉められ
もう嬉しくなって有頂天になり
満面の笑みで喜んだ!


しかしそれを見てた隣の女子が
「ほとんど私が作ったんだけど」
と言われて俺が作ってない事がバレ
先生に「褒めたの無し」と言われた
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ

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