こんにちは!やなぎです(*^-^*)
僕は現在36歳ですが、高校生の頃から30歳あたりまでの約13年間は、ずっと過去に囚われて生きてきました。
過去に囚われて生きていると、苦しみから解放されないばかりか、身近にある喜びや幸せを感じられなくなってしまいます。
もしも当時の自分と同じような状況にいる方がいるのなら、少しでもお役に立てればと考え記事を書きましたm(_ _)m
いまを生きる
その大切さに気がつくのに13年もの月日を費やした男のお話です( ..)φ
よろしければ最後までお付き合いくださいませ。
過去に囚われてしまう原因
一概に原因となるものをこれと決めるのは難しいと思います。
その人の性格や育った環境、もしくは同じような体験をしたとしても、そうならない人もいるからです。
ですので、僕の場合のケースをお話しします。
僕は子供の頃から内向的で、自分に自信もありませんでした。
それでもなんとかやってきていたのですが…
高校に入ると地元の友人や顔見知りが減ったこともあり、嫌がらせ、イジメを受けるようになりました。
不登校にはなりませんでした。
けれど心には深い傷を負い、考えが歪んでいき自己否定も強くなりました。
「気持ち悪い」「顔がグチャグチャ」など3年間毎日いわれ、携帯を取られて壊されたこともありました…
特に病気の事を言われるのは辛く、こんな身体で生まれてきたからだと何度も自分を責めました(._.)
人は言われ続けると、そう思い込むようになっていきます。
自分には価値がない
ダメな存在なのだと
まさに言葉の呪いともいえます。
対人恐怖になり1人でいることを選ぶようになりました。
1人でいれば傷付かずにすむからです。
過去に囚われて生きているとどうなるのか?
過去に囚われて生きていると、常に苦しく満たされる事がありません。
言葉の呪いによって自己否定をするクセがついているため、なにをやっても満たされることはなくなります。
社会人になりお金があっても、環境が変わりイジメられることがなくなっても、仕事に注力していても自分はダメな存在と頭の中はそればかりです。
周囲に意識を向ける余裕もないため、仕事も人間関係も上手くいきません。
どれだけ頑張っても
自分をダメだと責めている、足りないと感じていることが、あの頃の原動力になっていました。
確かに頑張れます
頑張れはします
けれど長続きはしません
心が休めないからです。
そして同級生や周囲と比較をしては、自分はまだ全然できていないと焦り出し、さらに頑張る地獄へ進んで行きました。
もう誰からもイジメられていないのに、自分が自分をイジメているかのような状態でした。
いまを生きるとは
いまを生きるとは、過去の出来事と現在を切り離して捉えるということです。
確かに、当時の僕はイジメによって嫌な思いもしました。
しかし、それは現在の自分には関係が無いことです。
またイジメられるんじゃないか?
病気の事が知れたらバカにされるんじゃないか?
この人は僕を気持ち悪いと思っているんじゃないか?
そんなことを誰かと会うたびに考えていましたが、自分が勝手にそう思っているだけです。
誰もそんなことはしてこないし、思ってもいません。
けれど本当にあの頃の僕は、常にその思考が脳裏をよぎっていました。
それだけ深い傷になっていたんだと思います。
認知と自己開示
僕が「いまを生きられる」ようになっていけたのにはステップがありました。
まず、「自分は過去に囚われている」ということを認知するようにしました。
恐怖や不安、悲しみという感情とは別に「自分はいま囚われているな」と認識するように意識しました。
ここで大事なことは否定をしないことです。そうすることで次第に意識しなくても囚われている感覚を認識できるようになります。
次の段階は自己開示をすることです。
これは非常に勇気がいります。
誰にも見せたくない自分、弱かった自分、かっこ悪い自分、それらをすべてさらけ出していくのです。
曝すのは怖いですよね。
だって…
そんなことを自分から話すということは、自からイジメられにいくようなものと同じだと感じてしまうからです。
けれど、勇気を出した結果は違いました。
自分の弱さを曝し相談した相手からは「ダメじゃないよ」といわれ、受け入れてもらえたのです。
自分の価値に気付けた瞬間でした。
それから何年か経ち、人と話すのが怖かった僕は、人と話すことが好きに変わりました。
今でもあの日の言葉には救われる時があります。
まとめ
過去を変えることはできません。
いまを生きるしかないんです。
生きていれば嫌な人に会い、人生を歪められたりもします。
でも、あなたの良さをわかってくれる人、あなたを愛してくれる人は必ずいます。
僕は他人が怖くなり避けてきました。
けど、そんな自分を救ってくれたのもまた人でした。
今は怖くても仕方ないと思います。
逃げていいと思います。
だってそれだけの傷を負ったんですから...
だけどいつか…!!
心から信頼できる人が現れたのなら打ち明けてみても良いんじゃないでしょか(*^-^*)
辛かったんだって、悲しかったんだって
きっと、あなたの話を最後までその人は優しく聴いてくれますよ。
そして、その人は「ダメじゃないよ」とそう言ってくれます。