✥✥✥皆さん認知症って不幸のはじまりって思ってませんか?✥✥✥
認知症という病気はもう皆さんよくご存じだと思います
でもその病気の事を誤解していたり分かってるつもりでいる人が多く
認知症に対して多くの人がマイナスのイメージを抱かれていると思います
「認知症になって何もできなくなるなら
何も分からなくなるなら死んだほうがいい」(/ω\)
なかにはそう言って認知症という病気と向き合おうとしない人もいます
それって…認知症になることが不幸の始まりだと
考えてしまっているからではないでしょうか…
でもそういった考えやマイナスイメージこそが
より認知症を悪化させてしまう要因になっているのだと思います((´゚д゚`)
不安が積もれば積もるほど「認知症だからダメだ」という結論になり
それは、その負のサイクルが続いている以上
改善することは絶対にないのではないでしょうか(ノД`)・゜・。
むしろ、それこそが「認知症になったから何もできなくなる」
という固定概念から本当に何もできなくなることを
実現させてしまっているのではないでしょうか
では、認知症にはどのように立ち向かえば良いのでしょうか
ある利用者さんが
「私、認知症って病気なんやって…色々忘れたりするみたい」
ご家族が入所する時にご本人に認知症であるという事を
説明されたようです
その利用者さんは認知症の初期だったのでまだ色々理解することも
できていましたから…
その利用者さんが次に発した言葉が
「私ね第2の人生が今から始まるの♪よろしくね(*^-^*)」
正直その言葉を聞いた時は衝撃でした
何故なら私はご本人が落ち込んでおられるとばかり思っていたからです
でもその利用者さんは何か得をしたかのように笑顔でした(*´▽`*)
「これから始まる人生だから今までとした事のないような事をしたいの!」
「この施設でたくさんの人と友人になって楽しく暮らしたいと思ってるの♪」
この利用者にとって新たな人生のきっかけを作ってくれる認知症は
考え方を変えれば幸せの始まりなのかもしれないと
私はふとそんなふうに感じました(*´ω`)
認知症になったことをこんな風にプラスにとらえられる方と
私はその時はじめて出会い
そのご利用者さんのことがとても気になり興味をもちました
その後、その利用者さんは新たな趣味を見つけたり
色んな事に興味を持ち
「これ私にできるかしら?」
「○○したいんだけど、どうすればできるかしら?」
と常に新しい事や自分の知らない事にチャレンジしようと前向きでした♪
「何ができるのか、どうすればできるのか」を
他の利用者さんや職員と一緒に考えるのを楽しまれているようでした
ご本人も「そんな日々が楽しいのよ」と口癖のようにおっしゃっていました♪
その利用者さんは3年後も、その後も認知症は少し進行していましたが
いつも元気で常に人生を楽しんでおられるかのように笑顔でした(*´▽`*)
多くの人が、病気や認知症などになれば「できないこと」を
ピックアップしてしまいますが
本当に大切なのは「何ができるか」ということなのだと感じました
認知症に対して多くの人が抱いてしまいがちなマイナスイメージ
そのすべてをいきなりプラスに変えるのは難しいと思います
それが当事者やその家族であれば尚更です
でも「できることがある」という考えを1つ持つだけでも
その不安は徐々に解消されていくのだと思います
そしてプラスの考え方
「第2の人生の始まり、今までと同じことをしているより
せっかくだから新しいことを…」
これが認知症の進行予防には最も必要、重要な事なのです(´ω`*)
だから認知症は不幸の始まりと考えるのは
認知症を悪化させてしまう要因になっているのだと思います
諦めてしまわず良い方向に付き合えるようにしてみてくださいね(*´ω`)