孤高思考で重視すること2つ
それは
●内省する時間を重視する
●常識を批判的思考で捉える
内省する時間を重視する
内省とは?
内省とは、「自分の心と向き合い、自分の考えや行動などを深く省みること」。
自分自身の心と向き合うとは一体どういったものなのか?
このような心の状態を心理学では「内観」といいます。
内観とは「自分の思考や言動を客観的に観察する」という意味で、思考している自分の心の中をより高次の自分が観察しているともいえます。(心理学でいうところのメタ認知のひとつ。メタ認知についてはまた別の機会に)
つまり内省とは、自分の思考や言動をもうひとりの自分が客観的に観察し、自分の思考や言動に対しもう一度深く考えるということ。
自分自身と向き合い、対話することとも言えます。
なぜ内省が重要なのか?
自己成長のため
●自分との対話を繰り返すことで、深く思考する能力が高くなる。
●物事の本質を見抜く能力が高まる。
深く思考する能力を高めることは、物事の本質を見抜く能力を高めることに繋がる。
深く思考することで自分の強みや弱みも見えてくる。
自分の強みや弱みを理解できれば、強みを強化したり、弱みを改善したりすることが出来る。
深く思考する能力を高めることができる【内省】は、自己成長には必須!
悩みを解決するため
悩みに対し深い思考をもって自分と向き合えば、悩みが解決または緩和される。
自分の気持を深く知るため
今の自分の気持ち。
「自分は今怒っている」
感情が生起した理由。
「怒っている本当の理由は他にあるのでは?」
感情の表出が自分のためになっているか?
「怒ることで状況が悪化しているのでは?」
「他に選択しはなかったか?」
「冷静に問題を指摘したほうが互いにとって良い結果を生むのではないか?」
自分の気持ちを客観的に理解できれば、感情をコントロールすることができるようになります。
他者の気持ちを理解する能力が高くなる。それはコミュニケーションに必要な能力です。
内省するためにはひとりの時間が必要!
孤独を恐れ、常に誰かと過ごすことに時間を使っていては、内省することがでない。
常識を批判的思考で捉える
批判的思考にある「批判」とは決して他者を攻撃することではありません。
批判的思考とは
●ある課題の主張を「明確」にする
●明確になった主張に「根拠」があるか検討する
●飛躍・誤りがあればそれについて検討する
何かしらの課題に対し、「多くの人が支持しているから」、「専門家が言っているから」と、人の意見に左右され人任せで答えを出すのではなく、自分らしく生きるために、自分にとっての最適解を見つけよう。
そのためには批判的思考を取り入れ、自身の批判的思考に耐えることができた答えを現時点での自分が出せる最適解とすると良い。
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参考文献:「批判的思考とは何か」伊藤 素江 2013.12.5 ベネッセ教育総合研究所