自分軸をもつ

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コラム
こんにちは。心理カウンセラーのyouです。
本日は前回の内容とも少し関連のあるお話です。

自分軸をもつ、って意識したことありますか?

これは別に「自分を持て!」だとかそういう教訓ぽい話ではないので、
タイトルだけをみてドキッとされた方はどうぞご安心ください。

これまでに様々な場所でカウンセリングを行わせていただいていますが、割と一定の頻度で「もしかしたらHSPの気質がある方かな?」と思われる方と出会うことがあります。

HSP自体は病気ではありませんので、心療内科などで「診断」を受けることもありませんし、治療が必要なものでもありません。
あくまで性格の表し方の一つ、と捉えていただきたいのですが、このHSPさんの特徴のひとつに「人に気を遣いすぎる」「誰かの細かい変化に気付きすぎる」というのがあります。

これ自体はとっても素晴らしい能力なのですが、幼少期から自分以外の人たちに気を遣いすぎた結果、自分の心を優先しなくなる傾向があります。

あの人の機嫌が悪いから自分はこうしよう、とか
これを対応しておけばあの人が喜んでくれるかも、とか
とにかく、無意識に周りの人のことを優先してしまっているんです。

HSPさんじゃなくても、こういう人っていらっしゃると思います。

とってもとっても、心配りができる人たちなんです。

でも、そういう人たちの大半は無意識に誰かの言動やその場の雰囲気を優先してしまいすぎて、ストレスを抱えてしまう人が多いです。
それどころか、良かれと思ってやったことに対して思ったよりも反応がなければ「自分はダメなことをした」というふうに自己反省会が始まることも。

こんな経験ありませんか?

いつもカウンセリングを行っていて、こういったことで悩まれている方に対して「本当の自分はどうしたかったですか?」と問いかけています。
本当はなんで私ばっかり、と思いながらやっている、というお話もよく聞きます。

いきなり「明日からワガママにいきましょう」というのは難しいと思うので、こういったことでお悩みを抱えていらっしゃる方に対しては、まずは自分の心を振り返っていただきます。

そして、本当にやりたいと思っての行動ではなかったのであれば、
今後ストレスを抱えなくてもいいように少し自分ルールを作ってみることをオススメしています。

例えば、会社の電話を気づいたらいつも自分ばかりがすぐに対応していた、というのであれば3回に1回はすぐに反応しないとか。
ちょっとずつ「やらないことのルールを決める」というのを取り入れてみてください。

あなた自身しかできないことではなく、誰かがやってくれたらいいことは、あなたがやらないルールを適用しても、結局のところ誰かがやってくれたりします。それでいいんです。
やらなければいけないことのルール作りはどんどん義務感が生まれてしんどくなってしまいますが、自分をストレスでいっぱいにしないための「やらないルール作り」は取り入れてしまえば気持ちも少しずつ楽になります。

ちょっとぐらいわがまますぎる生き方をしても大丈夫です。

自分のために、どうぞ生きていきましょう。



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