人は案外自動思考のなかで生きる

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こんにちは。
いつのまにか9月の半ば。連休も終わりですね。
なんだか去年に引き続き、なかなか気の晴れない毎日が続きますが、いつか出口があると信じるしかないですね。。

さて。今日はカウンセリング中に改めて感じたことについて書いてみました。


あなたは、自分の普段の行動は、自分で意識した結果のものだと思いますか?

朝ごはんに何を食べるか、会社にはどうやって行くのか、
ランチはどこに行こう、そういえばアレが欲しいんだったな…
など。
人は1日に多くのことを考えたり、いろんな選択肢のなかから「選択」という行動をします。

しかしながら、人間の行動の9割以上は無意識に行われている、と言われています。

たとえば、このブログを読んでいて「よし、下の行を読もう」と毎行思いながら読み進めている方は少ないでしょうし、スマホの画面をどの指でスクロールするのか考えることもあまりないでしょう。歩き出す時にどっちの足から出すか、ドアノブはどちらの手を使うか、隣の人の視線につられて同じ方向を向く、とか。

案外、人って無意識のうちに行動を取っていることが多いのです。

また、朝ごはんに何を食べるか、といった選択行動も、案外無意識のうちに根付いたバイアスが関係していることもあります。
(このあたりは行動経済学のような学問で詳しく取り上げられますが、心理学にも通じるところがあるのでいずれブログでご紹介できればと思います)

そして、この『無意識』というのは過去に経験であったり、見聞きしたことによって作られていきます。
思考グセなどはまさにそうですね。

行動のほとんどが無意識で占められているからこそ、ビジネス書や自己啓発本などでは「習慣化が大事」と説明されています。
確かに、習慣化は大事ですね。

思考グセが発生し、そのとおりに毎回反応をしていたら、ストレスフルになってしまいます。その前に、思考グセに気づき別の視点から物事を見てみましょう、とよくお伝えしています。これを習慣にする。
…すぐにできれば一番ですが、やっぱり習慣化って時間がかかるものです。

気長に、地道にやっていくしかありません。

しかし、思考や考えは、ありのまま沸き起こるものを受け入れることもできますし、自分で考え出すこともできるものです。
そして、この思考や考えをもとに人間は感情が発生し、その結果行動を起こしますが、思考を変えていくことでその後に発生する感情や行動も変えていくことができます

このことに立ち返る時、よく思い出すのがマザーテレサの名言です。

思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

思考は回り回って、いつか運命にも影響を及ぼすのかもしれない、
とたまに感じるときがあります。

自動思考の中で生きるからこそ、そこに流されるだけではなく、
時には自分の心の中をのぞき、「本当にその見方は正しいのかな?」と振り返ってみましょう。

変わりたいと感じているチャンスがそこにあるかもしれませんね。



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