カウンセリングを何回すれば悩みは解決するのか?

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こんにちは。
今日は、カウンセリングのゴールにまつわる少し踏み込んだお話をさせていただきます。

まずは実体験のお話から。
過去にストレスで体調にも影響が出ていた頃に、長く相談をさせていただいていた会社の先輩(20歳ほど年上の方でした)のすすめもあり、渋々心療内科に行ったことがあります。

「渋々」というのは、当時カウンセリングに対して以下のようなイメージがあったからです。

・どんなことを聞かれるのか(されるのか)わからない
・何回通えばいいのかわからない
・金銭的な不安
・心療内科にかかって解決するのか?

未知数なことが多くて不安だったんです。
わからないことって自然と「怖い」と思ってしまいますよね。

当時、私がかかったお医者様はとても優しくお話を聞いてくださいました。
会社のことにしろ、将来のことにしろ、人間関係にしろ、いろんなことで悩みが絡んでしまっていましたが、全部吐き出しました。
そして、いただいたアドバイスと一時的にどうしても耐えられなくなったときのために、とお薬をいただきました。

経過観察として、数週間後に再度通院し、前回の診察で吐き出したりいただいたアドバイスのおかげで一気に気が楽になった私は、もう大丈夫だね、とお墨付きをもらったのです。

私自身も、そのように感じていました。

それなのに、ほんの一年足らずで再度大きくストレスを抱え、前回よりももっと体調に影響を来すようになってしまいました。
ストレス由来の婦人科系の病気があったので通院をしていたのですが、そちらの先生から紹介いただいた心療内科に改めて通うことになりました。

この経験は数年前の話ではありますが、実際にカウンセリングをいろんな方とさせていただいていて感じたのは、カウンセリングを必要としなくなるタイミングというのは、本当に人それぞれです。

週に一度の定期面談を2〜3ヶ月行い改善したケースもありましたし、1年以上続く場合もあります。悩みの抱え方というのは本当に人それぞれです。
また、過去のわたしのように、一度「もう大丈夫!」と思っても、その先でちょっとした石に躓き、それを無視し続けたことで大きな傷が残ってしまって自分ひとりでは対処しきれなくなってしまう、というようなケースもあります。

ココナラの出品サービスで、一概に「10往復のメールカウンセリング内で解決させます!」と言い切ることができないのは上記が理由だったりします。

本当だったら言い切りたいですし、少しでも気持ちが軽くなれば何よりではあるのですが、カウンセリング自体に求めていらっしゃることもご相談いただく方それぞれで違っていたり、悩み方や考え方もお一人おひとり違うものなので必ずしも10回のやりとりの中で全て改善できるか、と言われれば確実なお答えができず。。。
過去には、本来の悩みであった部分について少し整理がつくようになった、と思えば本当はもっと深い部分に抱えているものがありそこを掘り下げているうちにどんどん面談の回数が増えたという社員もいました。

希望としては、まずは「ご自身が納得できるまでは続けて欲しい」と思っています。心の中でモヤモヤしているモノに対して「もう大丈夫かも」と思えるようになり、カウンセリングの場で言いたいことは言い切れたな、と思われたら、ひとまずカウンセリング卒業のときだと思います。

でも、本当のゴールというのは誰もわからないんです。
カウンセリング終了後、数年経てば置かれている環境はさまざま変わってくるでしょうし、ご自身の変化だって色々あるものです。
同じように対処できていたことが、できなくなってしまうことだってあるんです。

それでもまた、何ヶ月後でも、何年後でも、何かで自分がパンクしそうになったら、気にせずカウンセリングを受けてもいいと思います。それは「今」の自分のためのカウンセリングなので。
(同じカウンセラーでもいいですし、気まずいなと思えば別の専門機関にかかるなどでもいいと思います。無料の相談サービスなども行政がやっていることもありますしね)

人は日々、たくさんのことで頭を使います。
一つのことが解決しても、また問題はやってきます。

レベルアップすると、立ち向かわなければならない問題はどんどん難しくなりますし、一度にたくさんのものが降りかかることもあるでしょう。
一人で立ち向かうのが難しくなったら、いつでも自分だけで我慢せずに誰かを頼って一緒に立ち向かう。

そのぐらいのスタンスで気軽に頼ってほしいなと思います。

なので、タイトルの答えとしては「カウンセリングの回数は人それぞれだし、一度ゴールした!と思っても、その後もカウンセリングを受けた方がいいこともある」(長い…)です。

本当に人それぞれです。

大事なのは、踏ん張り方を間違えないこと。
ずっと一人でがんばりすぎないこと。

それに尽きるな、とつくづく感じました。



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