【頑張り過ぎにご用心】

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コラム
 生真面目・模範的・几帳面・頑張り屋等、
 (私のように?!)社会適応が良い人が
 かかりやすい病気が「鬱病」なのである。
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 精神的には、「憂鬱」「不安」「億劫感」
 「絶望感」「苛々」「憤怒感」「自責感」
 が、身体的には、「疲労感」「食欲減退」
 「不眠」「怠さ」「頭痛」「性欲減退」、
 その他に、「集中力・意欲・決断力低下」
 「興味減退」「快体験喪失」「朝が不調」
 等が症状として挙げられる。私にも覚え
 があるが、私は特に、「不安」「憤怒感」
 「頭痛」「性欲減退」「集中力・意欲・
 決断力低下」「朝が不調」が苦しかった。
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 思えば、20代30代と、他のことには
 目もくれず仕事仕事と突っ走り、その上、
 言いたくないが、家庭を蔑ろにする妻の
 我儘にも文句を言わず、何事にも我慢を
 してきた。それが、40代に入ってから
 疲れが見え始め、先ずは、妻への我慢が
 限界に達して離婚。取引先の社長に無理
 にと懇願されて(私を支援する、という
 形で自分が新規事業を立ち上げたかった
 ため)、無下にも断れず起業したものの、
 事業開始前にメンバー間の齟齬で頓挫し、
 多額の財産を誤魔化される結果になった。
 そして、再起を期した再就職先で前任者
 の不祥事(横領)の後始末をレクチャー
 など何もないままに丸投げされ、あまり
 にも闇が深すぎて建て直しがスムーズに
 いかないため一方的に責任を問われたり、
 部下の女性社員に人格を否定される等の
 問題により、数十年頑張ってきたことの
 疲れが溢れ出て、最早、我慢する気すら
 失せたのである。そこで一度病に倒れた
 私は、それから、生き方をガラリと変え、
 「ワーク・ライフ・バランス」を考える
 ようになり、自分のやりたいことを仕事
 よりもむしろ優先する姿勢に転じたのだ。
 今は、自分のやりたいことを本業にする
 べく鋭意奮闘している日々が続いている。
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 私は、こうして、「禍を転じて福と為す」
 に辛うじてなっているが、それでも今の
 年齢を考えると、これまで過ぎた月日や
 失った財産が悔やまれる。それも頑張り
 過ぎ、我慢し過ぎた副作用だと私は思う。
 皆さん、「頑張り過ぎにご用心」である。
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 御閲覧、心より感謝申し上げます。
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