【自分が思うほど他者からの評価は…】

記事
コラム
 私のカウンセラー仲間に、私が「自分を
 向いている」という女性がいる。それは、
 自己中、という意味ではなく、「いつも
 自分を振り返って反省している」という
 ことらしい。彼女とは、話す機会が多く、
 私が、自身の気を引き締めるべく他者と
 比べたり、自分の言動を顧みて反省する
 姿を間近で見ていてそう思ったらしいが、
 「素晴らしい面がたくさんあるのに何故
 自分の悪い所にばかり目を向けるのか」、
 という歯痒い気持ちも持っているようだ。
────────────────────
 これは、思い上がらないために、自分を
 見失わないために敢えてしていることで、
 実は、彼女が思っている以上に私自身は
 自分のいい面に目を向けているのである。
────────────────────
 自分を振り返って反省する、自分の言動
 を顧みて反省する、ということが大事な
 理由は、自己の改善に必要な自己評価の
 誤りを防止するため、だと考えていいと
 思うが、自己評価だけでは正確な改善は
 成し得ない。他己評価により、自分では
 気づけないことに対しても評価を受ける
 ことが改善の手助けになる。そういった
 手順を踏むことで自己成長が促進される。
────────────────────
 そうしてみると、自己評価と他己評価を
 照らし合わせた時、二つの評価が良くも
 悪くも分かれることも時としてあり得る。
 幸い、私の場合は、自己評価よりも他己
 評価の方が高い場合が多く、そうでない
 場合には、どこかで何らかの行き違いが
 生じている。私は、まだ「自分を向いて」
 常に反省に余念がないからいいだろうが、
 そうでない人の場合は、自己評価よりも
 他己評価の方が低いことが多かろうから、
 自分を戒める姿勢を持つのは大切である。
────────────────────
 余談だが、先日、とあるお寺のバザーで、
 手製のクッキーとハンドメイド品を販売
 した。ミュージカルボランティア関係の
 イベントで、前から私のその手の腕前を
 知っている方達が買ってくれたことには
 不思議はないが、三日間の期間中、初日
 にも買ったのだけれどあっさりしていて
 美味しかった、と言って三日目にも買い
 に来てくれたリピーターの方がおられた
 ことには少々意外な気がした。どんなに
 年季が入っていようが、プロでもないし、
 所詮は素人の手慰み、そこまで言われる
 ほどのものだとは自分自身思っていない、
 と言うより、過去の経験上、例え評価に
 自信があったとしても、そう思うことを
 意識的に避けている、というのが真実だ。
 ミュージカルボランティアでのダンスの
 レッスンにしても、我ながらひどいもの
 だと思っているが、周囲の評価は決して
 悪くはないらしい。常に「自分を向いて」
 戒めることを忘れなければ、自分が思う
 ほどに他者からの評価は悪くないらしい。
 或いは、それが実力だとしても、自分の
 評価を常に少し厳しめにしておいた方が、
 私の場合は、良い結果につながるようだ。
────────────────────
 御閲覧、心より感謝申し上げます。
私の場合は.jpg

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す