転職を考える人の8割以上は、職場に不満を持っている人だと思います。
今まで少なくみても、300名以上の方と面談をしてきました。
前向きに次のステップを選択する人もいますが、前向きな理由が一番であっても、不満は全くないという人とお会いした記憶があまりありません。
不満は転職を考える第一ファクターです。
「不満転職」が悪いとは思いません。
しかし、不満を解決するために転職を選んだのに、
繰り返してしまっては意味がありません。
今回は、不満転職を失敗に変えないために確認してほしいことを書きます!
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不満が強いと、そこばかりに目がいきがち。
会社や上司への不満がピークに達すると、
すぐにでも辞めたくなることってありませんか?
そういうときに勢いで行動に出てしまうことは、あまりよくないと思います。冷静な判断ができていないからです。
例えば、上司に仕事のやり方を否定され、とても落ち込んだとします。
こんな上司の下ではもう働けない!と思うかもしれませんよね。
しかし、その上司が否定したのは、あなたへの期待の裏返しかもしれません。
伝え方は良くなかったにしても、あなたの仕事のレベルに問題があるのかもしれません。
物事を裏返して見る癖をつける。
ものごとには表があれば、裏の側面もあります。
先ほどの上司の例でいえば、
表の面は、上司の言い方に問題があるということです。
裏返すと、自分への期待や、そもそも自分の仕事レベルの低さに
問題がある可能性もあります。
もう一つ例をあげます。
評価制度があいまいで、ろくに仕事をしない上司が高給をもらっている
会社に不満があり、転職を考えているパターン。
これは裏返してみると、そのような上司を許容できるくらい会社が潤っており、減俸や倒産の心配をせず働ける環境だといえるかもしれません。
よくある話なので触れますが、
大手企業の年功序列的な側面に嫌気が指し、実力次第で高給を取れるベンチャー企業へ転職するケースがあります。
実はこのケース、短期間でまた転職をしてしまう場合が結構あるように思います。
なぜなら、長く存続している大手企業はいろいろな面で働きやすく恵まれており、不満がある人がそこに気づかず飛び出してしまうと、「ベンチャー企業の整備のされてなさ」にギャップを感じ、そのときになって、実は恵まれていたんだなぁ…と気づく場合があるからです。
良い側面だけを見て働くことはありか?
人生はとらえ方だと思います。
土砂降りを、
「行動をさえぎる最悪なもの」ととらえるか、
「草木を育てる恵の雨」ととらえるかでその人の心持ちは変わります。
どうせ同じことをやるのなら、良い側面をみて取り組んだほうが
成果が出る確率は上がるでしょうし、何より精神衛生的によいですよね。
ただ、大事なことが一つあります。
それは今やっていることが、未来の自分の目指す姿につながっているかどうかだと思います。
この点に納得感があるのなら、できるだけ良い面を見て日々取り組んだほうが良いですし、そう思えないのなら別の道を選択したほうがよいかもしれません。
まとめとお伝えしたいこと。
当記事のポイントをまとめます。
1、不満が強いときは一旦時間を置いて、冷静に考える。
2、物事を裏返し、良い側面を見る癖をつける。
3、良い側面だけを見ながら働き続けるのは有り。
4、ただし、自分が目指す未来像へ今がつながっているかが大事。
今の職場に迷いがある方の参考になれば嬉しいです。
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