"やることなーい"なんて羨ましい

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コラム
活動時間中、子供に自由な時間を与えると

「やることなーい」
「つまんなーい」
「ひまー」

と言っていい寄ってくる子供がいる。

多忙な大人にとってはなんて羨ましいことなんでしょう!
「暇だ」なんて嘆くくらい自由な時間があるなんて!

物事を強制されること【やらなければいけないこと】に慣れちゃうと
自分のやりたいことを探す力や
自分が何を楽しく思っているのか忘れちゃう子供がいます。

やらなければいけないことから解放すると
自分に向き合う時間が生まれます。

"楽しい!"が行動の原動力だと信じているので
自分にとって何が楽しいかを見つけて欲しいんですよね。

なのでそんな風に言い寄られたら
"遊んで欲しいのかなー?"
"構って欲しいのかなー?"
なんて思いつつ、

「そっかー。今たいくつなんだね。
 どんなことをすると楽しくなるかなー?」

なんて聞いてみます。
ここで僕が気をつけているのは
大人が解決策を出さないこと。

「〇〇は楽しいからやってみなよ」
「これをやったらいいよ」
「〇〇やってみたら?」

やりたいこと、選択肢が見つからないならこれも1つの方法かと思いますが、これをやっちゃうと退屈な時に大人を頼るクセがついちゃう気がするんですよね。僕は子供に子供自身の好奇心を発揮してもらいたいと思っています。

子供に質問するとだいたい返事は
「わかんなーい」
「知らなーい」

そうなったら
「じゃあ一緒に探してみようか」
と楽しめそうな活動を見つけるサポートをする。

でも本当はやりたいことがあって
うまく言い出せない子供はここで
「〇〇やってみたい」
って言うんですよね。

"あー。本当はこれがやりたかったのか"
"ダメだと断られるのが不安だったのかなー"
なんて思いつつ、

「OK!やってみよう!」
とだいたい受け入れてみる。
難しい要求だったら素直に"難しい"って伝えることもありますけどね(汗

ヒマな時こそ自分の好奇心を発揮するチャンス。
今まで知らなかった新しい"楽しい"を増やすチャンス。
周りの大人は子供に態度で受容を示すチャンス。

そんな風に見ることもできるのではなかろうか。


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