世界のはしっこ、ちいさな教室~天職について考えさせられた映画~

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コラム
1億2,100万人。

これは就学費用がない、近くに学校がない、学校に先生がいないなど、さまざまな理由から学ぶことのできない子どもたちの数だそうです。

昨日は、新潟・市民映画館シネ・ウインドにて、こちらの映画を観てきました。
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世界のはしっこ、ちいさな教室
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識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの新人教師であり2人の子どもの母でもあるサンドリーヌ。

バングラデシュ北部のボートスクールで、子どもや女性の権利を守るために粘り強く闘う若きフェミニストのタスリマ。

広大なシベリアに暮らす現役の遊牧民でありエヴェンキ族の伝統の消滅を危惧するスヴェトラーナ。

彼女たちが直面する困難も個性も三者三様。

子どもたちに広い世界を知ってほしいという情熱だけを胸に、家族と離ればなれになっても、両親から反対されても、「子どもたちには明るい未来がある」と、信じる道を進み続ける先生たち。

私は3人の子どもを育てる母でもあるので、この映画に出てくる3人先生の中でも特に、ご自身も子どもを育てる親でありながら、家族と離れ離れになっても、“今”困っている子どもたちのために、先生としての道を歩んでいるブルキナファソのサンドリーヌやシベリアのスヴェトラーナに、「自分だったらどうだろう」と思いを重ねながら、この映画を観ていました。


今の私だったら・・・・

「子育てがひと段落したら、、、こんなことを(この映画に出てくる先生たちのように、困っている子どもたちのために何かを)してみたいな」

という思いはあるけれど、

自分も子育て中の今、自分の子どもは誰かに預けて、困っている子どもたちのためにここまでできるかと言われると、「できないな」と思いました。

でも、この映画に出てくる母である2人も、きっと私と同じような思いをもっているのかもしれないなぁとも、この映画をみていて思いました。

私たちと違うのは、きっと、周りの環境なんだろうな。

周りの環境というのは、

あまりにも学校に通えない人が多すぎる とか
自分がやらないと誰もやらない とか

そういうことで、

もしも2人が私と同じ環境なら、もしかしたら違う選択をしたのかもしれないなぁとも思いました。

この映画を観ながら、幼稚園の先生をしている友人が、以前、ふと言っていた言葉を思い出しました。

自分の子どもは、朝早くから保育園に預けて、お迎えも遅くてなかなか一緒に過ごすことができないのに、仕事では、自分の子どもと同じ年代の子どもたちのために仕事をしていることに矛盾を感じると。


ある程度自分の中で、矛盾や葛藤を感じながらも、それでも「やりたい」もしくは「私がやらないと」と思える仕事、それがもしかしたらその人にとっての天職なのかもしれないなぁ。


「天職」という概念を探求したかったという、この映画のエミリー・テロン監督。

私は、この映画を観て、「天職」とはもしかしたら、そういうものかもしれない。と思いました。

「天職」だからって、悩みがないわけではないんだなというのが、この映画をみて改めて気づいたことです。



今、もしかしたら「天職」についている人も、「天職」についていると気づいていない人も、いろいろ悩み・苦しむことだってありますよね。

そんなときは、一人で悩まずに、ぜひキャリアコンサルタントに相談してみてくださいね。



この映画は、教育に興味がある人にはもちろん、なかなか宿題をやりたがらないうちの子どもたちとも、是非一緒に観たいし、観てほしい。



休日にお子さんと一緒に観るのもお勧めの映画です☆

ではでは、今日はこのへんで♪

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