ストレスに負けないために#3 うまく付き合うには

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あなたを苦しめているストレスは、どんなことですか?

「試験勉強がつらい」→じゃあ、学校辞めますか?
「会社の上司とうまがあわない」→上司の性格を変えることはできますか?

残念ながら、ストレッサー(ストレス元)そのものを完全に無くすことはできません。
でも、ストレス反応を限りなく少なくすることはできます。
「ストレッサーが自分をどのように、どの程度苦しめるか」を「ストレスを軽くするために、何が効果的か」。

これは、セルフモニタリング(=自己観察)と呼ばれます。
大切なのは「セルフ=自己」ということ。
「自分にとってはものすごくストレス」=「どういう風に考え、行動するのが自分にとっていいのか」
を自分で観察することで、対処法を導くのです。

セルフモニタリングとは、認知行動療法のモデルに基づき

1、ストレッサーを見極める
   できごと、人間関係、状況など
2、ストレス反応を見極める
 2-1認知(自動思考)を整理する
   自動的に頭に浮かんでくる思考はどんなことでしたか?
 2-2気分、感情を整理する
   どんな気持ちになりましたか?
 2-3身体反応を整理する
   どんな生理現象が起きましたか?
 2-4行動を整理する
   ストレッサーに対してどう振る舞いましたか?

自分がストレスを感じやすいパターンや悪循環を起こしやすいパターンを見極め、ストレスの相互関係を客観的にとらえられると、「なにもそこまでネガティブに考えなくてもいいのでは」などと、特に何か対処をせずともストレスを小さくすることもできます。

「え、でもこれだけだと、いつも自分のストレスを眺めてるだけになって、ストレス発散には程遠いですよね・・・?逆に自分っていつもダメだなあって落ち込んじゃうかも」

はい、そのとおりですね。
次回に、「ストレスへの対処(コーピング)」についてさらに具体的にお伝えします。

参考:「キラーストレス」から心と体を守る!マインドフルネス&コーピング実践CDブック 主婦と生活社


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