ストレスに負けないために#4 コーピング(1)

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ストレスに対応した自分なりの工夫のことを、心理学用語では「コーピング(coping=対処)」「ストレスコーピング」と呼んでいます。

「好きなものを食べる」
「寝る」
「カラオケに行く」
「映画を見る」
「お酒を飲む」
など、人それぞれ違いますよね。

これをできるだけ多く、100個書き出して、リスト化することはできますか?

「100個なんて思いつかない!」と皆さんおっしゃいますが、
ストレッサーが多様であるように、ストレス反応も多様です。

すごく疲れているときに「運動する」が逆効果であるように、
ストレス発散しようと頑張って取り組んだのに、
「ぜんぜんストレス発散にならない」「むしろさらに疲れてしまった」
ってこと、ありませんか?

また、「ストレスが溜まったからお酒を飲む」などいつも同じパターンだと、ストレス解消されにくくなるでしょう。

ですので、なるべく多くの違った種類のものをあらかじめ増やしておくといいのです。

100個書き出すためには・・・
たとえば、上に書いたものをもっと細かく、細分化していくのはどうでしょう。
「お酒を飲む」だけじゃなくて、「バーに行く」「ビールを飲む」「缶を開ける音を聞く」「一口目を味わう」「友達と話しながら飲む」「一人で飲む」など。

細ければ細かいほどいいです。
そうすると、自分が好きなことって、実は意外とたくさんあることに気づけると思います。

ひとつだけ注意です。
「自分が好きなこと」をあげてくださいね。
「こういうのみんな書きそうだな」とか「一般的にはこうだよね」ではなく、
自分が本当に好きなこと、取り組んだらすっきりしそうなことをあげましょう。
(たとえば「ジョギング=ダイエットにいいから」というのは×です。目標ありきではなく、走るのが好きだから走る、じゃないとだめです)

ちなみにわたしは100個+α書き出しておいて、都度入れ替えをしています。
だって好みは変わりますから。
「前はすごく効いたのに、今回はダメだった」ということをなるべく減らしたいですよね。

参考:「キラーストレス」から心と体を守る!マインドフルネス&コーピング実践CDブック 主婦と生活社

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